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【偏愛ギア】個人輸入で集めた、ビンテージ「IMCO」オイルライターの魅力とは

【偏愛ギア】個人輸入で集めた、ビンテージ「IMCO」オイルライターの魅力とは

オイルライターといえば「ZIPPO」が有名ですが、その起源となった「IMCO」のオイルライターをご存じでしょうか。今回は、筆者も愛するIMCOオイルライターの魅力と収集したビンテージ品を紹介します。

ライターの起源、IMCO(イムコ)とは

ライターの原点ともいえる、IMCO(イムコ)のオイルライター。オーストリアで生まれ、もともとは当時の政府の依頼によってIMCO社(創業1918年)が兵士向けに製造を始めたものでした。
IMCOオイルライターの特徴ともいえるのが、ワンアクションで蓋が開き着火できるメカニックなギミック。着火部には風防が付属してあるモデルもあり、古い物でありながらパーツが多く、緻密なつくりに心がおどります。

2012年、多くのファンに惜しまれながらIMCO社オリジナル品の製造は終了に……。現在は日本の柘(つげ)製作所が製造を引き継いでいます。

筆者所有のIMCOオイルライターをお披露目

筆者はオリジナル品を求め、個人輸入して現在3本ほど所有しています。IMCOにはいくつかモデルがありますが、所有しているのは主力モデルの「TRIPLEX SUPER」という風防付きのモデルです。
情報が少なく筆者調べとなってしまいますが、オリジナルには「PATENT AUSTRIA」といった産地を示す刻印がちらり。中でも初期モデル(画像中央)はエンボス加工が少なく本体表面がフラットになっています。

ビンテージ感がいい

オリジナル品を見てみると、本体のところどころに錆びが見られ、いわゆる「ヤレ感」が確認できます。材質は不明ですが、IMCOのライターが生まれた1900年代前半では、金属素材としてアルミが主流であったため、初期モデルに関してはアルミではないかと思っています。
長い時間を経ても本来の機能を損なわずに、遠くオーストリアから手元に渡ってきたと思うと、なんだかロマンを感じてしまいます。

キャンプアイテムとしても便利

IMCOのオイルライターは着火したままオイルタンクを引き抜いて、独立させることができるのでランタンの火を付けるのに便利です。

当時の兵士たちも同じように火をともしたり、タバコの火を付けたりしていたのでしょうか。

復刻モデルなら手に入りやすい

冒頭でも説明しましたが生産中止してしまったIMCOから正式に製造を引き継いで、日本のメーカーである柘(つげ)製作所が製造しています。興味がある方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
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