OUTDOOR
2025.03.13
【稀な風景】レトロな路地裏と巨大プラントを一望するツアー!奥多摩駅編
東京都の最西端にある奥多摩駅。クルマで訪れると通過するだけのことが多く、駅付近はどのような景色が広がっているのか気になっていました。ドライブついでに駅付近にはどんな景色が広がっているのか散策してみます。
奥多摩駅付近には何があるのか

いつも通過するだけの奥多摩駅付近には何があるのだろう。奥多摩近辺にはクルマで来るので、駅に立ち寄ることがありません。SNSなどではたまに情報が流れてくるので、魅力的なスポットがあるのではと想像をふくらませ歩いてみることにしました。



駅前には小さな路地がいくつかあり、飲食店が並んでいます。食堂や居酒屋もあるので、食事には不便がなさそう。多くの店は古い建物であるものの、国道沿いには新しい建物に入る店もあり、今まさに時代の流れで変化している印象がありました。


違う路地に入ってみると「VARTERE」(バテレ)という地ビールの醸造所とタップルームがあります。筆者は以前からこのビールのファンで、ホップの効いた香り高い味わいが大好き。ここに来ればその場で楽しめるので、電車移動の時に行ってみたいです。
レトロ感ある路地裏に引き寄せられると


先へ進むと、レトロな雰囲気の細い路地。居酒屋が多く飲み屋さんが並ぶ通りとなっているようです。国道付近まで出ると、歴史ある佇まいの青果店が現れ、この付近の人たちの生活の場所でもあることが感じられます。

この通りにあるトイレを使わせてもらったのですが、非常にきれいでビックリしました。目につかない所まで管理が行き届いていているのを見ると、町おこしに力を入れているのが感じられます。奥まった路地のトイレですが、これなら観光客も安心して利用できるのではないでしょうか。
奥多摩らしい山の風景と巨大プラント

路地を進んで国道を渡ってみると斜面に並ぶ民家や、多摩川の近くにある旅館やキャンプ場が確認できます。駅前から離れてみると本当に山の斜面に作られた町なんだなと、また違った印象がありました。


商店街とは反対に向かうと管理釣り場や住宅街が見えてきます。斜面にある住宅街の坂を上っていくと、大きな石材プラントの全貌が確認できました。建物の存在は駅でも確認できますが俯瞰でみるためには、このエリアに来ないと見られないので、足を運んでみて良かった。
観光地の駅として散策するだけではなく、生活エリアまで足を運んでみたら、予想できなかった景色が意外で楽しい。
観光地の駅として散策するだけではなく、生活エリアまで足を運んでみたら、予想できなかった景色が意外で楽しい。

散策した結果、奥多摩駅付近は小さなエリアに商業や産業、住宅地や観光地が詰め込まれていることがわかりました。好奇心を頼りに普段行かないエリアに足を運んでみると、なかなか見られない風景にも出会えたのもいい発見です。また気になる場所が見つかったら、ぷらっと散策してみようと思います。
取材・文/田中一馬