OUTDOOR
2025.04.21
【ダイソー】保冷剤ガチ検証!ハードとソフトタイプを徹底比較したら予想外の結果だった
キャンプやピクニックなど、アウトドアを楽しむ際に欠かせない保冷剤。ダイソーでも手軽に買える保冷剤が売っていますが、はたして性能はどうなのか。今回は、ハードタイプとソフトタイプの保冷剤を比較してみましょう!
ハードタイプとソフトタイプの保冷剤でチェック

まずチェックしたのは、ハードタイプの「保冷剤」。サイズは188×138×24m、重量は498g(筆者計量)でした。
凍結時間の目安は約6時間と記載されていたので、1晩冷凍庫で凍らせておきました。気になる保冷能力は、約5時間(※使用環境により異なる)とのこと。表面素材はポリエチレンになっていて、タフに使用可能。ピクニックなどのアウトドアシーンにぴったりですね。
凍結時間の目安は約6時間と記載されていたので、1晩冷凍庫で凍らせておきました。気になる保冷能力は、約5時間(※使用環境により異なる)とのこと。表面素材はポリエチレンになっていて、タフに使用可能。ピクニックなどのアウトドアシーンにぴったりですね。
商品名/保冷剤(ハードタイプ、500g)
価格/110円
サイズ/188×138×24mm
価格/110円
サイズ/188×138×24mm

もう1つ用意したのは、すぐ隣で売っていた「消臭剤入保冷剤」。22×2×14cmとハードタイプの保冷剤と比べると少し大きめですが、サイドを折りたためばほとんど大きさは変わりません。重量は502g(筆者計量)とこちらもわずかながら重めです。
繰り返し使用できる保冷剤ですが、使用後は消臭剤として再利用できるんだとか。保冷時間は5時間と変わりませんが、凍結には約10時間と少し時間がかかるので注意が必要。ソフトタイプなので、使用する保冷バッグやクーラーボックスの形状やサイズに合わせてアレンジできます。
繰り返し使用できる保冷剤ですが、使用後は消臭剤として再利用できるんだとか。保冷時間は5時間と変わりませんが、凍結には約10時間と少し時間がかかるので注意が必要。ソフトタイプなので、使用する保冷バッグやクーラーボックスの形状やサイズに合わせてアレンジできます。
商品名/消臭剤入保冷剤(500g)
価格/110円
サイズ/22×2×14cm
価格/110円
サイズ/22×2×14cm
「発泡クーラーBOX」に入れてチェック

今回はダイソーで買ってきた「発泡クーラーBOX」に、それぞれ2つずつ保冷剤を入れて比較します。この日は、4月にしては気温が高く最高気温は24度まで上がりました。ただ本格的な夏を迎えたら、比にならないほど気温は上昇するはず。そこで、今回はあくまで「初夏」を想定した条件での検証となります。
商品名/発泡クーラーBOX(4.8L、グレーカラー)
価格/220円
素材/本体 発泡スチロール、ひも ポリプロピレン
サイズ/30.3×19.7×18.8cm、紐 80×0.9×0.9cm
価格/220円
素材/本体 発泡スチロール、ひも ポリプロピレン
サイズ/30.3×19.7×18.8cm、紐 80×0.9×0.9cm
3時間後

あっという間に3時間が経過したのでさっそくクーラーボックスを開けてみると、ハードタイプの「保冷剤」内の温度は13度でした。

それに対して、ソフトタイプの「消臭剤入保冷剤」内の温度は7度。意外にも両者には5度の差があり、想像以上に実力の違いを感じれる結果が出ました。一般的にハードタイプの方が保冷力が高いという認識でいたので、これは驚きの結果です。いやいや、これはたまたまかも知れません。8時間後の結果で判断することにいたしましょう。
8時間後

続いてチェックしたのは、8時間後。どちらの保冷剤も保冷時間は5時間とのことなので、8時間も経過しているということは保冷効果も落ちていそう……と思っていたのですが、想像以上に保冷効果は続いていますね。そして、やはりソフトタイプの方が冷えています! これはたまたまではなく、真の実力と言えるのではないでしょうか。
この要因はなんだったのか。ちょっと気になったので、成分を調べてみたのですが、ハードタイプの「保冷剤」の内容物は、水、プロピレングリコール、CMC、防腐剤、色素。ソフトタイプの「消臭剤入保冷剤」の内容物は、水、高吸水性樹脂、防腐剤、植物抽出物でした。両者の大きな違いは黒字にした部分にありそう。
少し調べたところ、高吸水性樹脂を主成分とするソフトタイプの保冷剤の方が、プロピレングリコールを主成分とするハードタイプよりも、一般的に保冷性能が高いと考えられるよう(製品による差異あり)。やはり、成分が今回の結果に影響していそうですね。
この要因はなんだったのか。ちょっと気になったので、成分を調べてみたのですが、ハードタイプの「保冷剤」の内容物は、水、プロピレングリコール、CMC、防腐剤、色素。ソフトタイプの「消臭剤入保冷剤」の内容物は、水、高吸水性樹脂、防腐剤、植物抽出物でした。両者の大きな違いは黒字にした部分にありそう。
少し調べたところ、高吸水性樹脂を主成分とするソフトタイプの保冷剤の方が、プロピレングリコールを主成分とするハードタイプよりも、一般的に保冷性能が高いと考えられるよう(製品による差異あり)。やはり、成分が今回の結果に影響していそうですね。
保冷力重視で選ぶならソウトタイプの「消臭剤入保冷剤」
今回の検証で高い保冷効果を発揮してくれたのは、ソウトタイプの「消臭剤入保冷剤」でした。凍結に時間がかかってしまうのは少し難点ですが、長く食材を冷やし続けたい夏場のアウトドアで活躍してくれること間違いなしです。ただハードタイプの「保冷剤」も110円という価格から考えると、満足できる働きをしてくれました。保冷性能で選ぶなら「消臭剤入保冷剤」、タフさで選ぶなら「保冷剤」がおすすめです。
●大創産業