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【絶景ポイント】迂回路の林道を走行して偶然出会った、早朝の朝焼けの雲海と富士山

【絶景ポイント】迂回路の林道を走行して偶然出会った、早朝の朝焼けの雲海と富士山

釣りキャンプ2日目、山梨県甲府市の山奥で湖に行くために早朝の林道を走行していた時、見たことのないような絶景に出会うことができました。ここは一体どこなのか? 天候条件やお盆を避けた林道工事によるルート変更が作用し、

通行止めによるルート変更が幸運にも絶景へと繋がる

1日目、山梨県・甲府市森林浴広場のキャンプ地では、誰もいない森の中で釣りと車中泊を堪能。ほとんど自然の森といった環境で、薪がふんだんにあり、直火も可能。野営のようなキャンプができてとても楽しかったです。
2日目はこのキャンプ地からクリスタルライン(荒川林道)を通り、釣り場の琴川ダムへ向かうつもりでした。
※朝まずめ=夜明け前から日の出後までの約1〜2時間。
ところが、荒川林道が工事のため通行止めになっていることが分かります。仕方なく南側にある迂回路へ向かう予定に変更。この時は遠回りになって時間がかかってしまうなぁくらいにしか思っていませんでした。

夜明け前の木の香りと濃い霧に包まれた、非日常で厳かな体験

朝まずめに釣り場に到着したいので、早朝に出発します。
起きたのは朝3時。釣りへの興奮と久しぶりの車中泊で、あまり熟睡できず、かなり早く起きてしまいました。森の中には静寂が広がっていて、なぜか焚き火をしたときに木の水分が蒸発したような香りが充満しています。これまでこんな山深い場所で夜を明かしたことがなかったので、本来の森の夜明けはこういうものなのか、と不思議に思っていました。
画像では空が白んで見えますが、肉眼では真っ暗闇の林道を走行。路肩に何があるかわからず、こんな明け方に事故をしたらとんでもないことになると、いつもより慎重に運転していきます。
迂回路に差し掛かる頃には、すっかり空が明るくなり、先ほどまであった緊張感から解放されました。このあたりは標高1200m程度の場所で、周囲の山々には濃い霧がかかって幻想的な雰囲気。この日までに雨が続いていたため、森に溜まった水分が寒暖差によっていつもより多く上がっていたのかもしれません。

さらに高度を上げると、そこに絶景が広がっていた

キャンプ地から琴川ダムに向かうクリスタルライン(荒川林道)と迂回路の位置関係は、上の地図の通り。そして絶景ポイントは上の地図の赤いピン辺りとなっています。
ようやく陽が上がって来たころ、迂回路の峠道、高度1600m付近に到着。ちょうど日が昇る方向に景色が開けていて、良い景色が見られそうだと思い、ピーク付近まで先に進んで景色を眺めることにしました。
クルマを降りると眼下に広がる雲海と、ペールトーンのグラデーションの中、ポツンと富士山のシルエットが見える絶景となっていました。先ほど標高1200m地点で見た霧が雲海となっていて、朝日に当たってオレンジ色の雲に。しっかり愛車のジムニーも一緒にフレームに収まってくれて、心に残る一枚が撮影できました。
雲海の発生条件は寒暖差や地形、風の強さといったものが関係するようですが、この朝は天候が良く、無風、ボウルのような霧が溜まる地形といった条件を満たす環境となっていました。

通行止めによる迂回と釣りによって、この場所に早朝立っているというイレギュラーが重なり、奇跡的な絶景を目撃することに。この後はさらに湖での釣りが控えていて、とても幸せな朝を迎えることができた気がします。もっとこの場に留まっていたかったのですが、しばらく絶景を楽しんだ後、朝まずめを逃してしまうので先を急ぎました。
取材・文/田中一馬
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