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 第17回/リモートワークが進む世の中で 教育のニューノーマルとは!?

LIFE

第17回/リモートワークが進む世の中で 教育のニューノーマルとは!?

2020.07.25

コロナ渦で会社ではZoomなどを使ったリモートワークが当たり前になりました。それは教育現場でも同じです。今回はそんな教育現場の近い未来、教育のニューノーマルを考えてみました。

自粛中の4月、5月のローラスのオンライン授業はとても評判が良かったのですが、その中でも私が好きだったのは明るくチャーミングな新しいサイエンスのニコル先生のレッスンでした。先日、そのニコル先生にスクールの廊下でばったり会いました。「初めまして! ようやくお会いできましたね!」とご挨拶されてビックリしました! 何度も何度もミーティングをしていてので、私にとっては「初めまして!」の感覚はなかったのです。でも、思い出してみれば、確かにミーティングはすべてGoogle meetによるオンラインだったかもしれません。オンラインでも現実に会っているのと変わらない感覚になっている…そんな背景に驚きを隠せませんでした。

オンラインミーティングが日常になると、それはほぼ対面でのミーティングと同じ濃さ、同じ重さになることを改めて実感した出来事でありました。まさにこれがニューノーマルなのでしょう。最近、教育界でもウェビナーなどによるオンライン授業が盛んになりました。国内外の著名人が講師で、しかも無料で誰でも参加できるオンライン授業は珍しくありません。また世界中で各国の有名大学がオンラインで授業を配信することが、ますます増えてきました。何時間も飛行機に乗って遠くまで現地に足を運ばなくても、苦労なく自宅のリビングや書斎で、貴重な授業を受けれたり、情報を手に入れることができるのです。しかもオンライン上では国内でも海外でも肌感覚では同距離。コロナ渦で物理的に移動が制限され、グローバル化もここまでかと思ったのもつかの間、その逆の現象が起きているのです。アフターコロナ、ウィズコロナの時代はオンラインを駆使すればどこにでもすぐにアクセスでき、世界とのボーダーも距離もない時代に突入しました。そういう意味では人類はコミュニケーションの手段、情報伝達の方法としてとして滅法強い新しい飛び道具がオンラインであることに気付いたのです。対人での原始的会話が文字になり、手紙になり、電話になり、Eメールになり、そしてオンラインでのミーティングと進化してきましたが、コロナという強制力がオンラインの普及を一気に加速させました。そしてオンラインのミーティングツールもますます進化してきています。背景を入れたり、プレゼン資料をいれたり、参加者をグループ分けしたり、常にアップデートしています。これからはますますオンラインツールが発達し、よりリアルに近くなっていくでしょう。VR(※1)AR(※2)ホログラム(※3)などが使われたら、より一層楽しくコミュニケーションできます! これからはオンラインで留学、通学できるスクールも増えてくるかもしれません。そしてオンライン上に自分そっくりのアバター(※4)が芝生が美しいキャンパスを歩き、講義を受け、友達のアバターとカフェでおしゃべりなどもできるスクールもオープンするかもしれません。

インターナショナルスクール

コロナの後にまた同じようなパンデミックが起きないとも限りません。そうなると海外旅行もバーチャルでできるようなイノベーションも必ず起こってくるはずです。例えば、大きく心地の良いリクライニングチェアに座ってヘッドセットをつけるとそこはアフリカの草原。現実のアフリカ人のガイドさんがリアルタイムで案内。朝日の中をキリンの親子がジープを横切ったり、象の群れが河を渡っていたり…。山からハングライダーで優雅に飛行。そのときのアフリカの匂い、吹き抜ける風、ジープの振動などもリクライニングチェアから発信…。以上ニューノーマルに関しての私の妄想でした。行動が制限されると人間は妄想に走るものです。ヨーロッパがペストによって席巻されたとき、人々は抑圧され、家にこもり深く物事を考えるようになり、それがルネサンス文化へと繋がったとも言われています。今回のパンデミックで引き起こされるのは世界的なデジタルルネサンスかもしれませんね。

VR(※1)
Virtual realityの略で意味は仮想現実。現実世界と類似する、あるいは全く違ったバーチャル世界をシュミレーションで実体験すること。ゲームや教育的目的で応用されていることが多い。 

AR(※2)
Augmented Realityの略。意味は拡張現実。ARは VRの変種であり、現実環境に情報を付加・削除し人間から見た現実世界をバーチャルに拡張するもの。 VRが人工的に構築された現実感と現実を差し替えるのに対し、拡張現実は現実の一部を改変する技術である。Pokemon GOなどがこれに当たる。 

ホログラム(※3)
D映像を何もない空間に投影し、まるで本物が目の前にあるかのように見せる技術。

アバター(※4)
化身などの意味。語源はヒンドゥー教の神の化身のことで、ITの分野では利用者のシステム内での分身として画面上に登場するキャラクターなどのことを指す。

インターナショナルスクール

日置麻実さん
ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス 学園長

東京、神奈川に8校のSTEMインターナショナルスクール、英語スクールを運営。日本に未来のイノベーターをたくさん輩出することを使命とする。上智大学外国語学部英語学科卒。

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