子どものお祝いに初めてのフレンチ！＜1軒目＞

春はお祝いの季節。マデュロ読者のパパ様方におかれましては、お子様のご入学やご卒業イベントを迎えられる向きも少なからずいらっしゃるでしょうし、単に学年が上がるだけでも十分に晴れがましい。となりますと、おめでたい席を設けたいもの。いきつけの中華などもいいですが、ひとつ気合を入れてフランス料理なんて、いかがでしょう？

どうせなら、背筋が伸びるミシュラン星付きのグランメゾンで。と申しましても、多くの高級店では12歳以上じゃなきゃダメなどといった年齢制限があり、乳幼児の弟や妹は連れていけません。

実は、子連れフレンチのハードルって、高いんですよね。でも、ありました！「レストランタテルヨシノ銀座」と「キュイジーヌ[s]ミッシェル・トロワグロ」という２軒の２ツ星なら小学校低学年でも入店可。さすがにメインダイニングは小学生以上でないとNGですが、個室利用なら赤ちゃんだってベビーカーごと入れます。

親子共々おめかしして、パパは子どもたちのケアをしつつも、ママをエスコート。背筋を伸ばして椅子に座り、銀のカトラリーで、一流シェフが腕によりをかけたアーティスティックなお皿をしっかり賞味する。ブドウのバッジをつけたソムリエさんに料理と合うソフトドリンクを選んでもらう。

そんなこんなが、外食でのマナーや振る舞いを身につける一歩になりますし、家族揃ってのグランメゾン経験はかけがえのない思い出になるはずですよ。

ミシュラン二つ星を親子で

メイン皿 — お子様コースのメインメニューの一品「牛ホホ肉の赤ワイン煮込み色鮮やかなお野菜をまとわせて」（お子様向けコース5000円～より）。春キャベツのブレゼやニンジンのピュレなどを添えた人気の一品。

日本一地価が高い銀座４丁目の一角。三越や歌舞伎座を見下ろすビルの12階にミシュラン２ツ星を誇る「レストランタテルヨシノ銀座」はあります。

天井の高さ７mという開放的なメインダイニングは、吉野建シェフの故郷である鹿児島・喜界島を思わせるブルーがアクセント。お子様向けのメニューが特に用意されているわけではありませんが、5000円のランチコースなら、スプーンでもいただける「甲殻類のリゾットパルメジャーノ風味」なんかが出てきたりして、お作法の難易度が若干下がるうえ、ポーション的にも小学校低学年でも大丈夫そう。