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【妄想比較】自家用車とカーシェアリング、どっち? 月イチ日帰り旅行に行く想定で考えてみた

【妄想比較】自家用車とカーシェアリング、どっち? 月イチ日帰り旅行に行く想定で考えてみた

ガソリン価格の高騰が家計を圧迫中。そんな中、自家用車からカーシェアリングに切り替えようと考えている人も多いのでは? 自家用車とカーシェアリングのメリット、デメリットを、中距離の移動で考えてみました。

自家用車の場合

まずチェックするのは、自家用車です。あこがれのクルマに乗るという夢を叶えられるだけでなく、好きなタイミングで時間を気にせず移動できたり、ベビーシートやチャイルドシートを置きっぱなしにできるところもメリット。最近ではペットのためにカーシェアリングから自家用車に切り替える人も増えています。

一方で、車両代や車検、保険などの維持費がかかるだけでなく、洗車やタイヤの交換といったメンテナンスの手間がかかるというデメリットも忘れずに考慮したいポイントです。
私の場合、ひと月にかかる費用

・ローン/約2万1000円(購入価格250万(※初期費用含む)の車両を10年利用する場合)
・維持費(保険・車検・税金など)/約1万7000円(約20万円/年)
・メンテナンス費用/約4000円(約5万円/年)
・駐車場代/約1万.5000円

合計/5万7000円

カーシェアリングの場合

カーシェアリングは、自分のタイミングでクルマを借りられるサービス。アバウトながら借りたい場所も選べます。自家用車と違い、目的に合わせて、コンパクトカーやミニバンなど車両を選べるところもメリット。ガソリン代をはじめ、車両購入費や維持費、メンテナンスの手間はかかりません。

ただし土日や夏休みなどの行楽シーズンにはクルマの空きがないこともあり、いざという時に使えないという懸念点も。

タイムズカーシェアの場合の費用

・カード発行(初回のみ)/1650円
・月額基本料金/880円
・時間料金/220円(15分ごと)
・距離料金/20円/km
 ※時間料金(6時間を超える場合、走行距離に対して課金)、ナイトパック(走行距離に対して課金)

「那珂湊おさかな市場」に行くなら?

筆者が牡蠣を食べたくなると立ち寄るのが、新宿駅からクルマで約2時間(走行距離135km)でアクセスできる茨城県ひたちなか市の「那珂湊おさかな市場」。新鮮な海産物を販売している鮮魚店や食事処が10店舗ほど軒を連ねていて、土日には多くの観光客で賑わう観光市場です。その場で生牡蠣を食べられたりと、食べ歩きも楽しめます。

県営駐車場も完備されていて、ドライブ感覚で立ち寄れるスポット。周辺には人気の観光地である「アクアワールド茨城県大洗水族館」や「かねふく めんたいパーク大洗」といった人気の観光地もあります、
スポット名/那珂湊おさかな市場
住所/茨城県ひたちなか市湊本町19-8
営業時間/店舗により異なる
まずは、自家用車でアクセスする場合の費用についてみていきましょう!

自家用車の平均燃費は22.0km/L(国土交通省発表)。ここまで燃費優等生は眉唾ですが、あくまで仮です。135km走行するとなると、約6.13Lのガソリンが必要になります。レギュラーガソリンの店頭小売価格は184.3円/L(経済産業省 資源エネルギー庁発表)なので、片道だと約1130円。
・270km(往復走行距離)÷22.0km/L(平均燃費)=約12.27L

184.3円/L(レギュラーガソリン店頭現金小売価格)×約12.27L=約2261円
続いて、カーシェアリング利用にかかる費用をチェックします。初めて利用する場合、カード発行手数料(1650円)と月額基本料金(880円※利用料金として使用可能)かかりますが、今回は加算しません。

那珂湊おさかな市場で食事や買い物を楽しむことを考えて、7時間。6時間以上利用する場合は時間料金もかかります。今回は最大時間料金を12時間で予約するパック料金で計算。

・月額基本料金/880円
・最大時間料金12時間までの料金/7700円(ミドルクラスで予約の場合)
・距離料金/135km×20円/km=2700円

880円+7700円+2700円=1万1280円
自家用車があれば、日帰り観光はガソリン代だけ(約2261円)でアクセス可能(高速代は別途)。ただそれ以前に初期費用や維持費に一定の金額がかかってしまうため、諸々考えると割高に感じてしまうかもしれません。その点、カーシェアは毎回の利用料金がかりますが、月に1回のお出かけなら低価格でクルマを利用できます。
ここで一回整理してみましょう。月1回の日帰り旅行で想定した場合の年間支出は
私の自家用車の場合
(5万7000円+2261円)×12回=71万1132円

カーシェアリングの場合
1万1280円×12回=13万5360円
カーシェアリングの圧勝です。クルマのローンと駐車場代がかからないので当然の結果ですが、自宅近くにカーシェアリングが無いと自家用車は必要。また、単純計算ではひと月6回の日帰り旅行から自家用車が得になります。

自家用車ではクルマのリセールバリューや住む場所といった条件が複雑で一概には言えないながら、遊びクルマをもう一台となった場合には、カーシェアリングも有力選択肢なのではないでしょうか。決して安くはないカーシェアリングですが、使い方次第で家計を助けてくれるでしょう。
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