[九島辰也のDRIVEN MADURO]さらに過激に豪華に進化 妖艶なボディにもう夢中!
クルマ好きの諸兄であれば、マセラティは馴染み深いブランドであることでしょう。ケン奥山氏デザインのクアトロポルテに思い出を持つ方々も多いのでは…。それはともかく、レヴァンテです。このクルマの登場でマセラティが大きく変わったのは言わずもがな。SUVのトレンドにあやかり販売台数はうなぎ上り。今やトリノに工場を造りギブリともども量産態勢に入っております。
その2019年モデルがコレです。先日イングランド南部で行われた国際試乗会に参加して参りました。主な変更点はフロントバンパー周りのデザインとシフトノブの形状&操作方法。それとインテリアのオプションが増えたことです。なのでマイナーチェンジほどでもありません。ですがフロントの意匠変更は意味があります。先に発表されたフェラーリ製V8エンジンを積む、トロフェオやGTSと共有するからです。トロフェオは590
psの猛者。恐れ入ります。
今回改めてレヴァンテに乗って走りの良さに驚かされました。430psのV6ツインターボはかなり過激。スポーツモードに切り替えると、まんまレーシングカーのごときエキゾーストサウンドでコーナーを駆け抜けます。しかも軽快に。これはリアのスタビリティの高さにあります。サスの自由度が高く、どれだけ荷重がかかっても接地面を稼ごうとするからです。まさに粘り腰ですね。
でも、このクルマのチャームポイントはやはりスタイリングでしょう。ご覧くだされ、この美しさ。ボンネットの長さはFRスポーツカー並み。でもってこの豪華さに気分はセレブリティ!です。
Maserati Levante 2019
リニアな加速感に思わず
あの映画を思い出した!
デザインスケッチの
進化を目の前で体験
あのヒルクライムコースを助手席で体験!
イングランド南部での試乗会の翌日に訪れたグッドウッドFOS(フェスティバル・オブ・スピード)。
毎年この時期に行われる“動くモーターショー”だ。
各メーカーはここで展示を行うと同時に、クラシックカーを持ち出す。もちろん、オーナーカーも多く昔ながらのヒルクライムレースで盛り上がるという内容。
マセラティはここでレヴァンテGTSを発表。また助手席ではあるがレヴァンテの同乗試乗が用意され、ヒルクライムコースを走るという素晴らしい体験をさせてもらった。
@マセラティ