[九島辰也のDRIVEN MADURO]スーパーなクルマの発表は スーパーな場所で
Maserati Levante GTS
これぞ今流行りの体験型イベント
すごくユニークというか珍しい場所で新型車の発表会が行われました。それは太平洋上の船の上。正確にいうと、横浜大黒ふ頭発、上海着の豪華客船のデッキです。
周りにさらっとヒアリングしたところ、もしかしたら太平洋上は世界初かもしれません。ヨーロッパと北米を結ぶ大西洋で行われるのは不思議ではないですが、こちらは東アジアの国が催さない限りありえないからです。
そう、つまり今回の主催はマセラティ ジャパン。
2年前の11月に社長就任したグイド・ジョバネッリ氏を中心に行われました。ただ、もう一人重要な立役者もいます。それはMSCクルーズジャパン社長のオリビエロ・モレリ氏。「このイベントは誰のアイデア?」というジョバネッリ氏への問いかけに、「すべてはオリビエロとの食事の席からはじまったんですよ」と楽しげに話してくれました。
それはともかく、4日間にわたるクルーズの出航した翌日、特等フロアのデッキで写真のレヴァンテGTSがアンベールされました。ジャパンプレミアです。ワールドプレミアの1ヶ月後に日本オリジナルで行うのですから、相当チカラが入っているのでしょう。
確かにGTSは、レヴァンテ待望のV8エンジン搭載モデルですから、注目度は高いです。なんたって最高出力は550ps!もはやスーパーカーの仲間入りです。スーパーなクルマはスーパーな場所で発表されるんですね。そういえば豪華客船もスーパーでした。
用意されたのはイタリア
最大級の豪華クルーズ船
招かれたのは
特別エリアにあるMSCヨットクラブ
マセラティが顧客向けに用意したのは「MSCヨットクラブ」という名のスイートエリア。全室バルコニー付きで、さらに自由に使えるラウンジが備わる。そこにマセラティとのコラボ先でもある、エルメネジルド ゼニアとブルガリのそれぞれの商品が展示された。
ジャパンプレミアは
プレミアムな空間で
船内にはカジュアルからフォーマルなレストランの他に屋外プールや屋内プール、カジノルームやシガーバー、ゲームコーナー、シアター、スーベニアショップなどがある。何日いても飽きないほど。また、特別な「MSCヨットクラブ」のメンバーには専用のスペースも。
いまだその手を緩めない
レヴァンテの進化
先に発表されたトロフェオとともにレヴァンテのフラッグシップとなるGTS。
2019年モデルのV6モデルとともに顔が新たな意匠となるほか、インテリアがさらに充実。オプションを多数ラインナップするなど進化した。