DINING
2025.07.17
【ラーメン探訪】住宅街にポツンと営業する「中華百草」で素朴なラーメンを味わってきた
住宅街の中に佇む「中華百草」。入るには少し勇気がいるけど、入ってみたら素朴で美味しいラーメンと穏やかなご夫婦が出迎えてくれる、癒やしの空間が広がっていました。
立地が分かりづらい!? まさに隠れた街中華へ
パンチのある二郎系や家系ラーメンも美味しいけど、時々食べたくなる昔ながらのラーメン。そんな話を友人としていると、「出汁が効いた懐かしの醤油ラーメンだよ」という、中華百草という中華店を教えてもらいました。
その店は東京都多摩市にありながら、立地が分かりにくいらしい。駅周辺や幹線道路沿いではなく、住宅街の中にひっそりと佇んでいるらしいのですが、そんな情報をもらっていたので、前日から地図を確認して向かいました。
その店は東京都多摩市にありながら、立地が分かりにくいらしい。駅周辺や幹線道路沿いではなく、住宅街の中にひっそりと佇んでいるらしいのですが、そんな情報をもらっていたので、前日から地図を確認して向かいました。

地図上ではこの近くを通りながら、店構えが見えてきません。これはどうしたものか…と、諦めかけていた時に赤いのぼりを発見。

この細い道を進んだ先に……ありました! この赤いのぼりがなければ、完全に見逃してしまうところでした。のぼりの下にある看板を見てみると、パーキングもあるようで一安心。ただ店舗までの道のりはかなり細いので、大型車は注意が必要です。
住宅街の中で発見! 勇気をもって入ってみると

今回の目的地「中華百草」に到着です。素朴な雰囲気の店です。なんだか抜け道を通って、やっとのことでたどり着いた隠れ家のよう。いや、こんなところにある街中華なんて少し勇気が要りますが、かなり興味をそそられる。
3台ほど停められる駐車場は、運良く1台分空いていました。
3台ほど停められる駐車場は、運良く1台分空いていました。
中華百草
所在地/東京都多摩市百草1082
所在地/東京都多摩市百草1082
昭和にタイムスリップような懐かしさと王道のラーメン
店内は昭和にタイムスリップしたような、どこか懐かしさを感じられる空間が広がっています。こじんまりとしていて、なんだか落ち着きます。壁にかかっているメニュー表を見てみると、ラーメンのほかにもチャーハンや天津飯など30種類ほどのメニューがあり、季節限定の冷やし中華に惹かれたものの初志貫徹。本日の目的はラーメン!

出していただいた冷たい水をいただきながら少し待つと、注文したラーメンを運んできてくれました。澄み切ったスープに、メンマやチャーシューが浮かんでいて、これぞ求めていたビジュアル! 昔ながらの王道な醤油ラーメン(650円)です。

スープは本当に出汁が効いていて、ずっと飲んでいたくなるような美味しさ。シンプルな味わいですが、奥深さもあり身体の隅々まで染み渡ります。飽きのこない味わい、毎日食べたくなるラーメンです。
食後にうれしいサプライズも

美味しくいただいたので、さぁ会計を…と思ったら「ブラックコーヒーは飲めますか?」と、店員さんから優しいお声がけ。するとブラックコーヒーとともに、オレンジが出てきました。なんと食後のサービスだそう。これまでいろいろな街中華を巡ってきましたが、こんなサプライズは初めてです。

心もお腹も満杯になったので、帰路に着くことにいたしましょう。昔ながらのラーメンを求めている人はもちろん、ワクワク感を味わいたい人にもぜひ訪れてみてほしい街中華店でした。