DINING
2026.08.26
【マンネリ脱却】横浜・高田の野菜自販機で晩ごはんの献立を考えてみた
横浜市港北区・高田駅近くにある無人の野菜自動販売機へ。買ってみてからその日の晩ごはんの献立を考える、逆手順に挑戦。地元では人気なようですが、どんなメニューが出来るのか!?
今日の晩御飯は野菜自販機のラインアップ次第
スーパーでは、いつも同じ野菜ばかりをカゴに入れてしまいます。献立を先に決めてから買い物に行くので、つい扱いやすい定番の野菜に偏りがち。
そこで、普段とは逆の手順を試してみようと思います。横浜市港北区・高田駅近くにある無人の野菜自動販売機に並ぶ野菜を全種類買い、そこから何を作るかをその場で考えるというシンプルな方法。これを思いついた時、実は自販機に何が並んでいるのか分からないままながら、心は少し浮き立っていました。
そこで、普段とは逆の手順を試してみようと思います。横浜市港北区・高田駅近くにある無人の野菜自動販売機に並ぶ野菜を全種類買い、そこから何を作るかをその場で考えるというシンプルな方法。これを思いついた時、実は自販機に何が並んでいるのか分からないままながら、心は少し浮き立っていました。
地元の野菜自販機「横浜農場」へ
平日の11時すぎ、横浜市営地下鉄グリーンラインの高田駅から歩いて向かいます。駅を出てしばらくは大きな通り沿いを歩き、途中で住宅街の細い道へと入っていきました。
しばらく歩くと早渕川が見えてきて、橋を渡った先、駅から徒歩約6分ほどでマンションの敷地の隅に緑色の日よけ幕がかかった一角が見えてきました。
近づくにつれて、ロッカーのような形をした自動販売機の輪郭がはっきりしてきて、思わず歩幅が早まります。
のぼり旗には「横浜農場」というブランド名で「地産地消を、暮らしのなかに。」という言葉が添えられています。どうやらJA横浜が扱う地元の野菜がここに並んでいるよう。
いよいよロッカーの前に立ち、ずらりと並んだ扉を上から下まで見渡してみます。なす、きゅうり、オクラ、空心菜と、扉ごとに手書きの品名が貼られ、どれも200円。
ロッカーの上にあるホワイトボードには、「茎がパリパリしてて、大きめのにんにく+塩炒めがオススメ!」という紹介文が書かれていて、作物の作り手の気持ちが伝わってくる売り場でした。どの扉から開けようか、ガラス越しに中を覗き込む時間だけでも、ちょっとした宝探しのような気分を味わえます。ところが。
全種類買うつもりが、残っていたのはきゅうりだけ
意気込んで扉を一つずつ確認していくと、なす、オクラ、空心菜の枠はすでにどこも空っぽでした。残っていたのはきゅうりだけ、それも全部で3つほど。「全種類買ってみる」という計画は、開始早々に崩れてしまいました。
買ってから考えようとは思っていたものの、なすが買えていたら揚げ浸しに、オクラは茹でて刻んで納豆に混ぜたかった。空心菜はホワイトボード通りにんにくと塩で炒めるつもりでいたので、空っぽの扉を見るたびに献立が一つずつ消えていく感覚が。
買ってから考えようとは思っていたものの、なすが買えていたら揚げ浸しに、オクラは茹でて刻んで納豆に混ぜたかった。空心菜はホワイトボード通りにんにくと塩で炒めるつもりでいたので、空っぽの扉を見るたびに献立が一つずつ消えていく感覚が。
とはいえ、きゅうりが残っていたのは幸い。扉に100円玉を2枚入れ、赤いレバーを回して取り出します。
ちょうど同じタイミングで近所のおばあさんも野菜を買いに来ていたので「いつも何時に来ればたくさん野菜がありますか」と尋ねてみると、「来てみないと分からないのよ」という答えが返ってきます。帰る間際にも、また別のおばあさんがこの販売機に立ち寄っていて、地域に根づいている場所なのだと実感しました。
ちょうど同じタイミングで近所のおばあさんも野菜を買いに来ていたので「いつも何時に来ればたくさん野菜がありますか」と尋ねてみると、「来てみないと分からないのよ」という答えが返ってきます。帰る間際にも、また別のおばあさんがこの販売機に立ち寄っていて、地域に根づいている場所なのだと実感しました。
きゅうり1袋で2品作ってみた
結局、この日買えたのはきゅうり1袋だけでした。全種類を並べて豪華な献立にしてみたかったのですが、ここからどう晩ごはんを組み立てるか、逆に頭を使うことになりました。
それでも、帰り道でずっと「きゅうりだけで何が作れるか」を考え続けている自分がいて、それはそれで楽しい時間でした。
家に帰って早速袋を開けると、11本ほどのきゅうりがぎっしり詰まっていました。ずっしりとした重みと、皮のハリのある濃い緑色が、思っていた以上に新鮮さを感じさせます。さっそく洗って、輪切りと角切りに分けていきます。
1品目は、輪切りにしたきゅうりを中華のもと、白ごま、塩、ごま油で和えたシンプルな一皿。ぽりぽりとした食感に、ごま油の香りがよく合います。
2品目は、角切りにしたきゅうりを使ったタコス風。フライパンでそぼろ肉をカリッとするまで炒め、粗熱を取っている間に、レタスとトマトを刻んでいきます。大きめのボウルにドリトス、そぼろ肉、レタス、トマト、角切りのきゅうりを入れ、崩れすぎないよう手早く和えました。
一口食べると、温かいそぼろ肉と冷たいきゅうりの温度差が思いのほか心地よく、タコス味のチップスの塩気が全体をまとめてくれました。パリッとしたチップスの食感の中に、きゅうりのみずみずしさが良いアクセントになっています。
全種類買い占めるつもりだった当初の計画からは大きくずれましたが、きゅうり1袋だけでも十分満足できる晩ごはんになったと思います。
一口食べると、温かいそぼろ肉と冷たいきゅうりの温度差が思いのほか心地よく、タコス味のチップスの塩気が全体をまとめてくれました。パリッとしたチップスの食感の中に、きゅうりのみずみずしさが良いアクセントになっています。
全種類買い占めるつもりだった当初の計画からは大きくずれましたが、きゅうり1袋だけでも十分満足できる晩ごはんになったと思います。
目の前にある新鮮食材から献立を考える楽しさ
結局、自販機に入った野菜を全種類を買ってみるつもりが、実際には手に入った食材だけで工夫することになった、という顛末そのものが面白かったです。
決めたメニューを再現するのではなく、目の前にあるものから何が作れるかを考える感覚は、久しぶりに味わうものでした。次にこの自販機を訪れるときも、また何が残っているか分からない状態からその日の献立を組み立ててみたいと思います。
所在地/神奈川県横浜市港北区新吉田東3丁目1−6 シャルマンテール
取材・文/SYURI
決めたメニューを再現するのではなく、目の前にあるものから何が作れるかを考える感覚は、久しぶりに味わうものでした。次にこの自販機を訪れるときも、また何が残っているか分からない状態からその日の献立を組み立ててみたいと思います。
所在地/神奈川県横浜市港北区新吉田東3丁目1−6 シャルマンテール
取材・文/SYURI





















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