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自作で月見バーガー再現!ベランダでお月見しながら食べたら最高だった

自作で月見バーガー再現!ベランダでお月見しながら食べたら最高だった

長雨以外は秋らしい日もあり、自宅のベランダでお月見してみることに。フライパン一つで作る月見バーガーと、玉ねぎで代用した月見卵。秋の風を感じながらベランダで食べてみると、今の季節を堪能できました。

涼しくなってきたので雨の合い間に月見をしたい

中秋の名月、2026年は9月25日が十五夜だそうです。この時期、コンビニやファストフード各社が一斉に「月見」という季節限定メニューがラインアップ。テレビCMやSNSで見るたびに「今年もこの季節が来たな」と思う反面、実際に足を運んで食べに行くことは、めんどくさい思いも。日々の忙しさを理由に、季節の慣行をなんとなくスルーしてしまう年が続いていたように思います。
今年はふと、家を出ずに自分で作ってベランダで食べれば良いじゃないか、と思い立ちました。自宅のベランダなら気軽に出られます。そんな「月見スポット」にふさわしいごちそうは、もちろん月見バーガーです。そんな軽い思いつきから、今年はベランダでのお月見を試してみることにしました。

スーパーでも揃う食材でいいやと気づく

用意したのは、合いびき肉、卵、ベーコン、バンズという、どこのスーパーでも揃う食材ばかり。特別な道具は一切使わず、フライパンひとつで完結させることにこだわりました。
パティの味付けは塩とこしょうのみ。普段なら玉ねぎのみじん切りやパン粉を入れてこねるところですが、今回はあえて、というかめんどくさいのでシンプルに。あとで挟むソースとベーコンの塩気も十分と判断。
一番悩んだのが、卵を月に見立ててきれいな丸型に焼く方法でした。チェーン店の月見バーガーは、丸いエッグリングのような専用の型で焼いているのだと思いますが、もちろんそんなものは家にありません。わざわざ買うほどのことでもないので、まずは普通に目玉焼きを焼いてみようかとも考えました。ですが、それでは形が崩れて「月」に見えなくなってしまいます。

そこで、玉ねぎの輪で卵を焼いてみると・・。
これが意外と良い。玉ねぎの輪切りを型代わりにする方法は、思った以上にきれいな丸に仕上がりました。フライパンに玉ねぎの輪を置き、その中に卵を落とすだけなので、全く無駄がありません。
半熟の黄身がとろりと覗く様子は、なかなか「月」らしい出来栄え。家にあるもので、こんなに簡単にそれらしく作れるとは正直思っていませんでした。何かを買い足す前に、まず今あるものでどうにかならないか考えてみるという発想の転換、今回のちょっとした収穫でした。
ソースは、マヨネーズとケチャップと砂糖を混ぜたトマトクリーミーソース。小皿で混ぜ合わせるだけの手軽さですが、これを挟むことで食べたことのある味に一気に近づいた気がします。
ということで、パティ、ベーコン、目玉焼き、ソースをバンズで挟んで完成。断面から少しソースがはみ出すくらいのボリュームに仕上がり、見た目にも満足のいく月見バーガーになりました。

ベランダに出て食べてみた! そして気づいてしまう

できあがったバーガーを持ってベランダに出て、実際に月を見上げながら頬張ってみます。味のバランスは想像以上に良かったのですが、それ以上に印象に残ったのは、普段素通りしているベランダで食事をするということが意外と楽しい。

涼しくなってきた秋の風を頬に感じながら、頭上には少しずつ形を変えていく月がある。それだけで、いつもと同じ材料で作った一皿が、まったく違うものに感じられます。
正直、家で作ったものをわざわざ外で食べたことは、ほとんどありませんでした。夕食は決まってダイニングテーブルで食べるものだと、無意識に思い込んでいたのかもしれません。

特別な準備や遠出をしなくても、場所をほんの少し変えるだけで、季節の行事を自分なりに楽しめる。外食や旅行に出かけなくても、行事ごとを味わう方法があると分かったのは、ラッキーでした。
そもそも中秋の名月、いわゆる十五夜は、収穫への感謝を込めて月を鑑賞する、日本に古くから伝わる風習です。「月見メニュー」というイメージが先行しがちですが、その根底には、季節の実りに感謝し、夜空を見上げて過ごすという、もっと素朴な時間の使い方があったはず。

形は違えど、バーガーを片手に月を見上げる今っぽい過ごし方も、季節の節目に立ち止まって空を眺めるという意味では、その意味に叶うのかもしれません。

来年もフライパンひとつで十五夜を迎えるぞ

特別な道具もいらず、フライパンひとつで作れる月見バーガー。玉ねぎの輪切りという、ちょっとした工夫ひとつで、チェーン店の味を自宅でも再現できることが分かりました。そして何より、ベランダという身近な場所でも、月を見上げながら食事をするだけで、いつもと違う特別な時間になるという発見がありました。
大掛かりな準備をしなくても、季節の行事は案外身近なところで楽しめる。今年の十五夜は、そんな気づきとともに過ごした夜になりました。

取材・文/SYURI
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