FASHION

2022.02.20

一着ほしいスカジャン、じゃあ、テーラー東洋のラインアップから選んでみる？

今回ご紹介するのは、テーラー東洋から発売中のスカジャン。終戦後、日本に駐留していた米軍兵士が母国へのお土産用に買い求めていたジャケットを、当時の現物を元に忠実に復刻しています。細部にまでこだわった精緻な作りは、まさに芸術品。

精緻な刺繍でよみがえる、日本のオリエンタリズム

引用元／東洋エンタープライズ。

かつて日本に駐留していた米軍兵士のお土産用に売られていたスーベニアジャケット。今ではスカジャンと呼ばれることが多いこちらのジャケットには、当時のアメリカ人からみた日本のオリエンタリズムを彷彿とさせる鷲や虎、龍が描かれており、お土産（スーベニア）として高い人気を誇っていました。

引用元／東洋エンタープライズ。

テーラー東洋の「ACETATE SOUVENIR JACKET」は、アセテート生地が使用されたリバーシブルタイプのジャケット。中綿が入っていないため、暖かくなってからでも羽織れるちょうどいい厚さ。職人が手作業で縫い上げた緻密な刺繍、懐かしくも迫力あるデザインは、今も幅広い年代から愛されています。

引用元／東洋エンタープライズ。

1950年代中期に作られた、通称「タイガーヘッド」の復刻版。虎のたてがみや頬の毛に至るまで細かく刺繍で表現され、まさに職人技の趣。とりわけ人気の高いデザインです。

引用元／東洋エンタープライズ。

リバーシブル面にはクルマ好きな米兵のカスタムオーダーにより、「シェビーラバー」が描かれています。ちなみにChevy（シェビー）とは、Chevrolet（シボレー）のこと。その日の気分やコーディネートに合わせて表裏を選ぶのも楽しいですね。

商品名／Mid 1950s Style Acetate Souvenir Jacket “TIGER HEAD” × “CHEVY LOVER”
価格／4万9500円
サイズ／S～XXXL（3XL）

引用元／東洋エンタープライズ。

こちらは、1950年代中期に港商商会（テーラー東洋の前身）が米軍からの依頼を受けて制作したジャケットの復刻版。当時はハワイの米軍基地内の売店で販売されていました。立体的な刺繍で虎斑（とらふ）の模様や毛並みが見事に表現されています。

引用元／東洋エンタープライズ。

リバーシブル面には、パームツリーとダイヤモンドヘッドが描かれており、アロハシャツが流行した当時の世相が偲ばれます。

商品名／Mid 1950s Style Acetate Souvenir Jacket “BLACK TIGER” × “ALOHA HAWAII”
価格／4万9500円
サイズ／S～XXXL（3XL）

引用元／東洋エンタープライズ。

優雅に空を飛ぶ鷲が描かれた、1950年代中期の作品の復刻版。翼を大きく広げた鷲が青を基調にしたグラデーションで縫い込まれ、光沢のあるアセテート生地と相まって美しく表現されています。リブ部分に入った赤いラインも全体のデザインを引き締めています。

引用元／東洋エンタープライズ。

リバーシブル面には雲間を駆け上がる昇龍が描かれています。どことなくコミカルな表情で、日本の富士を思わせる背景の山といい、オリエンタルな雰囲気が満載。こちらもリブ部分に黒のラインが入り、良いアクセントになっています。

商品名／Mid 1950s Style Acetate Souvenir Jacket “BLUE EAGLE” × “DRAGON”
価格／4万9500円
サイズ／S～XXXL（3XL）

引用元／東洋エンタープライズ。

こちらは、1950年代前期に作られたジャケットの復刻版。三日月が浮かぶ夜空に向かって虎が咆哮する様子が描かれています。雲は白い糸を部分的に染めることで、濃淡のあるヴィンテージ感を演出。リブは両面ともに、赤、黄、緑の3色カラーが使われています。

引用元／東洋エンタープライズ。

リバーシブル面に大きく描かれているのは日本地図。ポイントにあしらわれた富士山と桜のモチーフが、いかにも日本的です。左上に朝鮮半島と38度線が一緒に描かれていることから、朝鮮戦争中（1950～53年）の作品と推定されているそう。

商品名／Early 1950s Style Acetate Souvenir Jacket “ROARING TIGER” × “JAPAN MAP”
価格／4万9500円
サイズ／S～XXXL（3XL）

●東洋エンタープライズ