LIFE
2025.02.01
ガイドブックには載っていないカリフォルニア⑨海と森の北カリフォルニア
カリフォルニアのハイウェイ128号線沿いに、クルマで旅をしてきました。まだガイドブックには載っていない場所を探すドライブ。メンドシーノ郡の海と森。自然の中でカリフォルニアらしさを堪能できます。
アンダーソンバレーを抜けると、そこは海だった

ずっと山の中だと思っていた道を抜けると、突如海があらわれた! メンドシーノは海と山の距離が近く、とても魅力的な場所です。
カリフォルニアは新鮮な魚介も楽しめる

メンドシーノ郡フォート ブラッグの漁港「Noyo Harbor」にやってきました。カリフォルニア北部の海岸沿い、Noyo Riveの河口で、太平洋に面した漁港です。
レストラン「NOYO FISH COMPANY」ではバーガーやサンドウィッチのほか、名物のクラムチャウダー、フィッシュ&チップス、オイスター、サーモンなど、カリフォルニアの漁港めしを楽しめます。どれもボリュームがあって、大勢でシェアするとさまざまな種類を食べられて楽しいでしょう。私たちの他にも大勢の観光客が来ていて、バイカーもツーリングの途中に立ち寄って来ていました。
レストラン「NOYO FISH COMPANY」ではバーガーやサンドウィッチのほか、名物のクラムチャウダー、フィッシュ&チップス、オイスター、サーモンなど、カリフォルニアの漁港めしを楽しめます。どれもボリュームがあって、大勢でシェアするとさまざまな種類を食べられて楽しいでしょう。私たちの他にも大勢の観光客が来ていて、バイカーもツーリングの途中に立ち寄って来ていました。

ここではさまざまなシーフードの漁で知られていますが、漁港のハーバーマスター(港長)が説明してくれたのは赤ウニ。カリフォルニアでも人気が高く、高級レストランや高級寿司店に出荷されているのだそう。

「Noyo Harbor」ではこのウニ漁を筆頭に、端々に日本を意識していることが感じられます。寿司の影響力なのか、魚介類は高級食材としての認識があり、日本的な漁や養殖は、そのまま高級ブランドを意味するよう。
このボートハウスの壁も、ちょっと日本ぽくしたかったのかも。
このボートハウスの壁も、ちょっと日本ぽくしたかったのかも。

桟橋につけている漁船はいたって普通。でもみんな若い。アメリカのフィッシャーマンはみんなどことなく大らかな表情。

桟橋にたくさんのトドが日向ぼっこ。Noyo Harborではアザラシも見られますが、大型のトドがあちらこちらに見られるのが面白い。
霧の崖が幻想的な穴場観光スポット

メンドシーノの街にやってきました。ここはメンドシーノ湾が囲む海岸沿いにあり、メンドシーノ・ヘッドランズ州立公園のほか、崖からの絶景が見られるところで、アメリカ国内やカナダから観光客がやってきます。
日本からの観光客は全く見られなかった、静かな街です。
日本からの観光客は全く見られなかった、静かな街です。

カリフォルニアはテスラが非常に多く走っていて、サイバートラックもよく見かけます。こんな田舎町こも普通に駐車していているのがちょっと面白い。

一方、ボロッボロのハイエースにも驚かされます。ホームセンターに買いものに来たのでしょう、駐車した時に中を覗くと、シートもダッシュボードも砂に埋もれて、ほぼ自然に返っていました。でもちゃんと走っているんですよ。

この街ではリードに繋がれた犬をよく見かけます。スーパーマーケットの中にも犬を連れて入っているし、ペットショップも多いドッグフレンドリーなところ。犬と散歩する姿が日常の風景のようです。

犬種も大型犬から小型犬までさまざま。見ていると、ペットのオーナーはカリフォルニアスタイルのカジュアルだけど、ヨレヨレな人はいなく、みんなお洒落なんですよね。

街から海に歩くと霧の向こうにメンドシーノ湾。野いちごが自生する崖を淵に向かうと、眼前には雄大な太平洋が広がります。

行ける所まで行ったら柵も無くこの光景。この崖、凄くないですか? 見下ろす眼前には現実とは思えないパノラマ。ちなみに、このあたりは濃い霧が日常らしく、この日はかなり霧が晴れていた方だということです。

今日は海沿いを楽しみました。夜はちょっと面白いバーへ。
ペットも一緒に! 森の中にあらわれるフェス会場のようなバー

ここは森の中にある「Glen Blair Bar」。大きなガゼボ(屋根と柱だけの建物)があり、周囲には焚き火を囲みながら酒を飲める椅子がたくさん並べられています。
ここに行くためにはスカンクトレインという観光列車に乗り、20分ほど森の中を抜けて行かなければならないので、なおさら別世界に来た感じを味わえます。
ここに行くためにはスカンクトレインという観光列車に乗り、20分ほど森の中を抜けて行かなければならないので、なおさら別世界に来た感じを味わえます。


屋根の下では弾き語りのライブのほか、巨大なジェンガや輪投げなども備え置かれていて、音楽フェスに来たかのようなアトラクションがいっぱい。皆思い思いのスタイルで夜のバーを楽しんでいます。

一見、何気ないように見えますが、犬が好きな私はこの光景に涙が出るほど感動。ペットオーナーがペットを家に放置せずに楽しめるバーだったのです。この世界観には心底歓心しました。ペットとの共生が今のカリフォルニアの文化だとすれば、まさに夢のカリフォルニアスタイル。控え目に言っても憧れの世界です。

この子の名前はミニー、8歳の女の子。ここで仲良くなりました。また会えたらいいなぁ。
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