LIFE
2024.12.11
ガイドブックには載っていないカリフォルニア④カルト的人気ワイナリーと小さな街
カリフォルニアのハイウェイ128号線沿いに、クルマで旅をしてきました。まだガイドブックには載っていない場所を探すドライブ。今回はカルト的な人気を誇るオークビルのワイナリーから、ナパバレーの街、セント・ヘレナへ。
オークビルとセント・ヘレナを行き来する
ウィンターズからハイウェイ128沿いに北西へ。カリフォルニアワインの名産地、ナパバレーに位置するオークビルと、セント・ヘレナの小さな街に立ち寄ってきました。
ガイドブックには載っていないカリフォルニア ロード・トリップ③ナパバレーでワイン編
https://maduro-online.jp/life/20744
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カルト的人気を誇るSilver Oak Cellarsワイン
「Silver Oak Cellars」は1972 年に設立され、ぶどう種「カベルネ ソーヴィニヨン」のみを栽培・醸造するワイナリー。現在に至るまで家族で営まれています。
カリフォルニアでも特に人気が高い12のワイナリーのひとつで、カルト的な人気があるそう。ワインのラベルにもある象徴的な白い塔が入口にそびえます。
カリフォルニアでも特に人気が高い12のワイナリーのひとつで、カルト的な人気があるそう。ワインのラベルにもある象徴的な白い塔が入口にそびえます。
筆者はワイン通でなく、どれも美味しいのですが、シルバーオークといえばこの2本らしい。価格も左のナパバレーが1本200ドル、右のアレクサンダーバレーが1本100ドルと高級かつシンプル。
深みのある赤ワインで美味しく、テイスティングをしに来るだけでもとても贅沢な時間を過ごせます。センスの良いレストランのワインリストにも入っていて、地元で愛されていると感じる銘柄です。
深みのある赤ワインで美味しく、テイスティングをしに来るだけでもとても贅沢な時間を過ごせます。センスの良いレストランのワインリストにも入っていて、地元で愛されていると感じる銘柄です。
ワイナリーの建物があるすぐ横で栽培されているカベルネ ソーヴィニヨン。Silver Oak Cellarsではこのぶどう品種にこだわって50年以上赤ワインを作り続けているのだそう。
ワインをぶどう作りから始めるのはSilver Oak Cellarsに限ったことではないけど、ぶどう園との近さ、広さは、ワインの本場に来たことを実感できます。その光景には感動しますよ。
ワインをぶどう作りから始めるのはSilver Oak Cellarsに限ったことではないけど、ぶどう園との近さ、広さは、ワインの本場に来たことを実感できます。その光景には感動しますよ。
ところで、ハイウェイ128号線というのはカリフォルニアの州道で、ヨロ カウンティのウィンターズから北のメンドシーノ カウンティ、太平洋に接するナヴァロ河口付近に伸びていて、徐々に風景が変わっていきます。
別名ワイン街道とも呼ばれる通りを抜けて、北へ向かうほどに山が近く、のどかな風景が広がります。ドライブでカリフォルニアを走っている気分は最高。
別名ワイン街道とも呼ばれる通りを抜けて、北へ向かうほどに山が近く、のどかな風景が広がります。ドライブでカリフォルニアを走っている気分は最高。
サンドイッチとコーヒーを買うのでOakville Groceryに立ち寄り
オークビルの道沿いにあるグロサリーで、サンドイッチを買いに立ち寄ります。壁にはSINCE1881書かれているので、ずいぶん歴史のある店のよう。こうした街道沿いの小さな店でも、ワインテイスティングができるようになっているのがナパバレーっぽい。
店中にはめっちゃ人がいる。外には人が歩いていないのに、ローカルな店にはどこも多くのお客さんで賑わっていて驚かされます。
セント・ヘレナはカリフォルニアの良き伝統を感じさせる街並み
途中、セント・ヘレナの街に立ち寄りました。街と呼ぶには小さく、本当この通り沿いだけですが、商店のほか、銀行、消防署、公民館などもあってブラブラ歩くのにはとても良いところ。
いきなり現れたラジアルエンジンに目が釘付け。なんかエンジンが壁に埋まっているし。「なんだここは?」ということでクルマを降りてみると。
ワーゲンに載せられたラジアルエンジン。どうやら第二次世界大戦中のコンチネンタル製7気筒らしい。誰かいないかなと建屋にも寄ってみたのですが、残念ながら誰もいない。謎の多い場所でした。
ちなみにこのワーゲン、看板には「世界で最も危険なVW(フォルクスワーゲン)」と書かれているのですが、「まだ製作中」ということも説明書きされていました。不要だからなのか、ミッションとは繋がっていません。
ちなみにこのワーゲン、看板には「世界で最も危険なVW(フォルクスワーゲン)」と書かれているのですが、「まだ製作中」ということも説明書きされていました。不要だからなのか、ミッションとは繋がっていません。
「LYMAN PARK」というこの街の公園に立ち寄ります。いたって普通の公園、そんなに広くもないけど居心地が良い。噴水塔の碑を見ると、1909年に創設された公園なのだそう。こんな小さな公園にも街の歴史を感じます。
さっき立ち寄ったグロサリーのサンドイッチをこの公園で食べることに。カリフォルニアでは何を食べても鮮度が良くて美味しい。
カリフォルニアを回っていると、飼い犬を散歩させている人が多いことに気付きます。スーパーマーケットの中でも犬と一緒に買い物をする姿があったり、ペットフレンドリーも進んでいるなぁと感じます。
どの犬もよく躾けられているのか、吠えたり暴れたりすることもなく散歩をしていて、そうした光景に人と犬の良い関係も垣間見られました。
どの犬もよく躾けられているのか、吠えたり暴れたりすることもなく散歩をしていて、そうした光景に人と犬の良い関係も垣間見られました。
公共の場所、ホテル、駐車場などでよく見かける「Mutt Mitt」はうんち袋。調べてみるとサンディエゴにある会社の商標のようですが、税金で配置されているのでしょうか? どちらにしても犬好きには羨ましい!
街を散歩していると、これまた歴史がありそうなガソリンスタンドが。街自体に歴史があって、そこに長く営まれる商店や施設がどこも素敵。
ちなみに、サンフランシスコからフリーウェイ沿いにはチェーン店の看板がありましたが、このハイウェイ128号線沿いにはほとんど見ることがありません。地元のコーヒーショップやレストランが賑わっていて、地元で獲れたであろう新鮮な食材で提供されています。
ちなみに、サンフランシスコからフリーウェイ沿いにはチェーン店の看板がありましたが、このハイウェイ128号線沿いにはほとんど見ることがありません。地元のコーヒーショップやレストランが賑わっていて、地元で獲れたであろう新鮮な食材で提供されています。
「STEAVE HARDWARE」は個人店のホームセンター。ここもSINCE1878と老舗! コンパクトな店内には日本のホームセンターと同様の品ぞろえで、ねじ1本から売っていました。
近隣には家も多く、地域の営みを感じさせてくれるセント・ヘレナ。散歩するのにちょうどいい街並みです。
カリフォルニア観光局
https://www.visitcalifornia.com/jp/
Visit Napa Valley
https://www.visitnapavalley.com/
取材・文/垣野雅史
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取材・文/垣野雅史