MADURO LIFE STYLE:働いている パパって格好いい!
「やればやるほど可視化できる。それが仕事の醍醐味」
青果の仲卸会社を経営する堀江宜功さんの毎日は、忙しい。1日の大まかな仕事のスケジュールは、夜中の24時から始まります。前日の夕方にトラックで運び込まれてきた青果の仕分けからスタート。それが大体翌朝9時まで続き、その後は伝票整理などのデスクワーク。15、16時くらいに、その日の仕事が終了する、なかなかハードなスケジュールの毎日です。仕分けとは、卸業者に注文して運び込まれた青果を、スーパーなどの小売店や学校、病院などの注文先に納品する商品を仕分けていく作業のこと。鮮度が重要な青果という商品を扱っているので、きちんと選別する作業は神経を使います。
スーパーなど年中無休の取引先に対応しなくてはならないため、休日もなく、ほぼ365日仕事をしているという堀江社長。大学時代に先代の手伝いで働き始めてから、この道ひと筋30年以上。自分の成果が可視化できるのが、この仕事の魅力だと言います。一昨年には、仲卸業だけでなく、小売店を出店。そこでは青果だけでなく、花の取り扱いも始めました。新しい商品や珍しい青果を見つけるのも楽しい仕事で、将来的には今以上に多岐に渡って、取り扱い商品を拡大していきたいそう。またさらに青果店や生花店もどんどん出店していきたい…など止まることなく、意欲的に会社の発展を考えています。誠実に仕事をする堀江社長の姿は、頼もしいパパそのものです。
仲卸業とはどんな仕事?
仲卸は、青果物や水産物など各分野における卸売市場内で、卸売業者と小売業者を仲介する業者のこと。 卸売業者から仕入れた商品を、市場内での売買参加権のない小売業者など向けて、小分けして販売しています。
今回取材したのは
堀江宜功さん
横浜市中央卸売市場の青果仲卸業「勇代商店」代表取締役社長。神奈川県出身。先代の父親が創業した家業の青果仲卸を受け継いだ2代目、大学生のお子さんがいらっしゃるパパ。