仕事もプライベートも何事もチャレンジ精神が重要／経営者のONとOFF第1回 喜多 誠さん

里村株式会社
代表取締役社長　
喜多 誠さん

1972年生まれ。繊維商社に勤務後、2001年に大正12年から続く老舗の生地問屋、里村株式会社に転職。機能系素材の生地を扱ったり、商品開発に力を入れるなど、新たなるジャンルにチャレンジし、結果を上げる。2020年に代表取締役として7代目社長に就任。

ON STYLE
機能系素材のマスクを新開発etc.
日々、布生地の可能性にチャレンジ！

企画、開発、営業など
何でもこなせるスーパーマン！
浅草で創業100年近い里村株式会社は、被服地を中心に扱う老舗企業です。その社長を務める喜多 誠さん。「もともとは埼玉の岩槻で麦わらの材料を作ることからスタートした会社です。そこから台東区浅草橋に移転したそうです。今は服地などを中心にアパレルや小物を企画・販売をしています。生地の競合会社はたくさんあるので、生地加工で差別化を図っています。UV加工からスタートし、坊蚊加工や抗ウイルス加工、涼感素材が人気です。会社では、商品企画から開発、営業と、できることは全て自らやっています。学生時代からファッションが好きで、当初は繊維商社に勤めていましたが、転職し、里村で20年勤務しています。社長に就任してからは、若い感性を活かした新しい取り組みをしています。インスタグラマーとコラボした新商品や、コロナ禍対応のマスクを開発したり、新しい生活様式に向けて挑戦しています」。

ニーズを先回りした
オリジナル生地の開発
約40年前に帽子生地に付加価値をつけるために、UV加工を施したことが、加工生地開発のスタート。最近は防蚊加工、抗ウイルス加工の生地がヒットしています。お客さまの需要やニーズをを先回りして考える企画力が、次のヒットにつながります。

インスタグラマーとコラボした
新商品にもチャレンジしてます！
料理研究家でインスタグラマーのYUKIYA MESHIで知られている寺井幸也とのコラボを企画。ケータリングで使うマスク、タオル、キャップなどを開発し、一般販売中。

ファッション感度の高い
お洒落マスクが大人気！
コロナ禍において日常生活のマストアイテムになって、需要が伸びたマスクにもいち早く着手。ハリスツイードやパイソン柄などファッション性の高い生地で展開。https://store.shopping.yahoo.co.jp/satomura/

OFF STYLE
週末は掃除に料理の研究、家庭的に過ごしています

研究、開発は休日も続きます！
趣味の料理の研究にも余念なし
喜多さんのスケジュールは「平日は朝8時に出社し、まずはメールやネット販売の売上をチェックします。2020年はマスクを開発・販売し、マスクの売上が拡大しました。2021年に入ってからは、眼鏡が曇りにくいマスクが人気となっています。昼間は営業で外出することが多く、夜8時くらいまで仕事をしています」。週末の過ごし方を尋ねると、「掃除、筋トレ、料理をして過ごしています」と模範的な過ごし方！　「模範的な休日ですね、とよく言われます（笑）。料理はおじさん飯なので、脂っこいものが多いんです。最近ではハンバーグや餃子を作りました。ちなみにおでんは出しからしっかりつくっています」。プライベートでは料理の研究に余念がない喜多さん。仕事では、「今後は、さらにニーズに合った商品の研究を重ねて、どんどん開発していきたい」と、意欲的に語っていました。

休日のちょっとした
贅沢時間が大切です
休日は、気分転換にアフタヌーンティーに。そんなちょっとした贅沢な時間を、大切にしています。写真はザ・リッツ・カールトン東京のホテルアフタヌーンティーです。

高級ブランドの香水は
インテリアとしても◎！
香水が大好きでたくさん持っているのですが、こちらは一番のお気に入り、ジョーマローンのもの。コロナ禍で使っているアルコール除菌は、イソップのアルコールジェル。

オールジャンルの
料理を作れます！
和洋中、イタリアン…どんなジャンルの料理にもチャレンジ。おでん作りでは、大根は面取りして切り込みを入れて、米のとぎ汁を使って、大根のあくを取りました。