OUTDOOR
2024.09.29
【レポ】中古ショップでゲットした型落ちタープ、リペアしたらメインギアに昇格した
中古キャンプギアを購入した際、やっぱり気になるのが“ダメージ”です。ユーズド商品ならでは味わいともいえますが、実際の使用時に支障が出るのは避けたいところ。今回は、中古タープにセルフ防水加工したときの様子をレポートします。
きっかけは「中古タープを防水処理したい!」
前回、取材のついでに中古キャンプギアショップにてタープを購入しました。状態は、縫い目部分の防水処理であるシームテープ(防水機能がある粘着式のテープ)が剥がれている状態(商品タグにダメージの記載あり)とのこと。さっそく展開してみました。
このまま使用すると縫い目の糸から雨水がしみ込んで、タープの下まで雨水が伝ってきてしまうおそれが……。ということで、防水加工を自分で行うことにしました。
アウトドアショップで修理方法を相談
ネットで修理方法をリサーチしたところ、シームテープを貼りなおす方法が有力とのこと。アウトドアショップに行った際もシームテープを買うつもりでいましたが、店舗スタッフの方にタープを見せて質問したところ、このタープには違う方法がいいということを教えてくれました。
購入したタープはシルナイロン製。接着しにくく剥がれやすい性質を持っているため、シルナイロンに適した写真のアイテムを利用した方がいいとのことでした。さらにタープの両面に施工した方が効果的とのことでしたが、見た目の問題やそこまで防水性が必要かどうかわからないので今回は裏面のみにしようと思います。
防水加工にチャレンジ
では、実際に防水加工にトライ。液剤を出して付属の刷毛で取り、縫い目の部分に塗って6時間ほどで硬化するまで待つだけ。今回は防水処理が施されていない部分に施工してみました。
上の写真は、硬化した様子。塗った表面がそのまま固まったような状態で、若干ベタつく感じがあるので張り付きを防止したい場合は、ベビーパウダーを振ると効果的だそうです。施工自体は非常に簡単で、ビギナーの筆者も難なくこなせました。
防水効果を確認してみる
実際に問題ないか確かめるため、施工部分に水をかけて1時間ほど放置してみました。
縫い目部分から水漏れはなく施工部分に剥がれも見られないので成功といえるのではないでしょうか。加水分解してブヨブヨになってしまったシームテープより、しっかり接着できているので実際の使用が楽しみです。
リペアが可能なら中古キャンプギアはまだまだ使える
大きな破損がなく自分でリペアできるアイテムであれば、中古ギアでもまだまだ利用できることがわかりました。修繕法やキャンプギアの知識も広がり、キャンパーとレベルアップするきっかけも得られそう!
古いからといって敬遠しているキャンパーの方は、ぜひ本記事を参考に中古キャンプギアを利用してみてはいかがでしょうか。
古いからといって敬遠しているキャンパーの方は、ぜひ本記事を参考に中古キャンプギアを利用してみてはいかがでしょうか。