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【日帰り探検】桐生川の源流と日本遺産の街並みを目指してドライブ

【日帰り探検】桐生川の源流と日本遺産の街並みを目指してドライブ

以前から気になっていたのは、澄んだ水が流れる桐生川の源流と、桐生市にある日本遺産に認定された伝統的建造物の街並み。ここを目指して探検ドライブしてきました。

古い町並みと川の源流を楽しめる群馬県桐生市へ

群馬県桐生市のメインとなる通りには、味のある建物が多く並び、まだ再開発が行われていない古い町並みを見ることができます。この通りの先には群馬大学のキャンパスがあり、商店街にはたくさんの店が並んでいます。地元の人が通う飲食店もたくさんあるので、クルマを停めてじっくり散策してみます。

古い建物好きにはたまらない伝建地区

商店街からすぐ近くに「桐生市桐生新町伝統的建造物群保存地区」がありました。文化庁から日本遺産に認定された建造物群で、約1300年前から盛んだった絹織物産業の工場や町屋などが今も残されている場所。

上の写真の蔵は醤油や味噌を製造していたレンガ造りの建物で、歴史ある雰囲気を感じさせてくれます。
ここはキリンビールの総代理店となっていた商店の建物で、現在では茶屋として営業されているそうです。趣のある木造の家屋が現在でも綺麗に残っているのは驚き。
元々桐生を代表する絹織物の商人が所有していた建物もありました。明治時代には海外まで進出するほど商売の規模が拡大し、戦後まで営業を続けていたそう。現在は生花店として営業されています。

また、作家の坂口安吾さんが母屋に住んでいた時期があるという、文化的な価値もある建物です。
歴史的な建造物の中に混じって、昭和な雰囲気のアパートもあります。こうした建物も商店や住居として使われていて、何でもない所でもタイムスリップ感がある景色を見つけられるのがとても楽しい。

桐生川の源流を目指して梅田湖へやってきた

桐生川の源流を目差して梅田湖までやってきました。梅田湖はニジマスやワカサギの釣りスポットとしても人気だそう。取材時は平日のせいか、とても静かでほとんど人がいません。

個人的なイメージですが群馬の山は鬱蒼とした場所が多く、自然豊かですが、どこか手つかずな雰囲気でやや怖い印象があります。
湖畔沿いの道に湧水を汲めるスポットがありました。コップが置いてあり、利用されている痕跡があります。湖に来た人の給水ポイントになっているのでしょうか。
ダムから少し上って渓流沿いにやってきました。そもそも桐生川の源流を目指したのは、アウトドアショップの店長さんに「クルマを停めて、少し川を眺めたり食事をしたりするのには良い場所」だということで勧められたのがきかっけ。流れは美しく、川まで降りやすいので、自然を楽しむには本当に良い場所だと思います。
桐生市は自然を楽しみ、釣りをするにも良さそうな場所なので、これから始めようと思っている渓流釣りのスポットとしてもチェック。次に来るときは市内に宿をとって、もっと渓流と商店街を楽しみたいと思いながら、名残惜しく帰路につきました。
取材・文/田中一馬
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