CAR & BIKE
2019.10.12
[バイク]BMWの歴史遺産を詰め込んだブランドアイコンのR nineT
BMWモトラッドの創業90周年を機に、ボクサーエンジンを搭載した新たなネイキッド「R nineT」がリリースされたのは2013年のことでした。それ以来、R nineTはラインナップの中でも異色のモデルとして好評を博しています。BMWの魅力や、心意気がギュッと凝縮されたマシンは、最新型もバイカーの胸を熱くしてくれるモデルでした。
水平対向エンジン、これこそBMWのバイク、さらに言えばRシリーズの存在価値かもしれません。バイクの重心を低く設計でき、また、フラットなトルク特性はさすがにアウトバーンの国で生まれたもの。独特の鼓動を伴って、どこまででも走り続けたくなるような逸品です。そんなRシリーズの中でも、創業90年を記念してリリースされたR nineTは、ご覧の通り1960〜70年代のヘリテージを意識したネイキッドで、2014年に国内発売されると同時に特大ヒットとなりました。
1169ccの排気量に、新機構の空油冷ヘッドが加えられ110psというパンチの強いボクサーエンジンを搭載し、それまでのRシリーズと違ってコンベンショナルなテレスコピックサスの装備や、着脱できるリヤフレームなど、よりスポーティなテイストが増幅されています。
また、ABS以外の電子制御デバイスを搭載しない潔さは、軽量化を果たすだけでなく、バイク本来の乗り味をよりピュアに味わってほしいという心配り。
RnineTはBMWにしては珍しくカスタムの幅が広いことも特徴でしょう。シングルシートやセパハンなど、すぐにでも自分だけのマシンを仕立てられるという、夢のあるバイクなのです。
BMW R nineT
エンジン:1169cc空油冷水平対向SOHC
全長×全幅×全高:2105×870×1060mm
最高出力:110ps/7750rpm
最大トルク:116Nm/6000rpm
シート高:805mm
車両重量:222kg
タンク容量:18ℓ
価格:209万4000円〜
問い合わせ先
BMWカスタマー・インタラクション・センター ☎0120-269-437