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【MFゴースト】聖地巡礼「ザ・ペニンシュラ真鶴」を実走行ドラレコ撮影

【MFゴースト】聖地巡礼「ザ・ペニンシュラ真鶴」を実走行ドラレコ撮影

3rdシーズンアニメ制作決定で盛り上がる頭文字D後継作アニメ「MFゴースト」のモデルコースを走り、ドラレコ撮影してきました。真鶴半島をメインとしたコース付近には観光スポットがたくさんあり、聖地巡礼だけでなく観光地としても魅力的なエリアを見てみましょう。

頭文字Dの後継作「MFゴースト」とは

マンガ「MFゴースト」(講談社)は、主人公・片桐夏向がMFG(世界の自動車のEV化が実現した近未来、日本で開催されている唯一の化石燃料を使った自動車によるモータースポーツ)という世界的公道レースに参戦し、生き別れになった父親を探す物語。

ポルシェやフェラーリといったハイパワーマシンに対してトヨタ86GTという非力なマシンで参戦する、一見無謀な挑戦を、無敵のダウンヒラー「藤原拓海」の教えと、特異な素質で驚愕のパフォーマンスを発揮して打開していくという作品です。

作中に登場するコース「ザ・ペニンシュラ真鶴」を実際に走ってみた

今回はテレビアニメ版2ndシーズンに続き、2026年放送予定の 3rdシーズンにも登場するコース「ザ・ペニンシュラ真鶴」を実際に走行してきました。神奈川県真鶴町にある真鶴半島を中心としたコースで、海岸と港町の中を走るユニークなコースとなっています。コース付近にはさまざまな観光名所があり、そちらはコース紹介の後に。

スタート地点は「真鶴ブルーライン料金所」です。作中では料金所の施設がドライバーを支えるセコンド達のブースとなっており、ドライビングの解説やリアクションで作品を盛り上げてくれています。
トンネルを抜けると岩大橋という港をまたぐ道路橋が現れます。海の上を走行するような感覚があり、道路状況も良好で非常に気持ちがいいです。

テンション上がるオールージュ

2つ目のトンネルを抜けると作品のポイントとなる「オールージュ」が現れます。オールージュはベルギーのスパ・フランコルシャンという実在するサーキットのセクションで、下りの左カーブを進むとすぐに上り坂が待ち構えるレイアウトのコーナー。コーナー出口のロングストレートに向けてフルスロットルで坂を下り、登り坂に向かう必要があることから、レーサーの視点では先の見えない壁に向かって走るような印象のコーナーとなっているそうです。

実際にこの左カーブがオールージュと似ているレイアウトとなっていることから同じネーミングが採用されたようで、作中では主人公がオーバースピードでオールジュに突っ込んでいくも、完璧なライン取りでクリアしていく見どころのあるシーンとなっています。実際に走っていて最もテンションが上がったスポットです。
実際には不可ですが、作中ではブルーラインを抜けたこのガソリンスタンドのところでUターンをして、真鶴半島方面に戻ります。ちょうどガソリンが減っていたので給油させてもらいました。

コーナーが続く楽しい区間からゴールへ

真鶴駅前の交差点を右折して半島区間に入ります。昔ながらの商店街や住宅地が広がり、クローズドにしなければとてもレースをするような場所ではありませんが、コーナーが多く走っていて楽しいコースです。この半島の南端部分には名所や漁港があり観光スポットとなっています。
漁港を通過して再び真鶴駅前まで戻って右折しさらに進みます。トンネルを抜けてブルーラインの料金所にたどり着けばゴールです。

真鶴に行ったら寄るべきおすすめスポット

真鶴半島の南端には「三ツ石」と呼ばれる名所があり、干潮時に磯遊びも楽しめるスポットとなっています。さまざまな生物を観察することができ、釣り人も多数見かけました。訪れた時には海鳥が餌を探して歩き回るといった光景が見られ、潮風を感じながら相模湾の風景を楽しむことができました。
半島南端にある林は冬でも青々としていて、高山の植生とは違いジャングルのような雰囲気。元々は国有林でしたが昭和27年に真鶴町に払い下げられ、現在も町全体をあげて大切に保存されています。さまざまな遊歩道が整備され自然を感じながらハイキングを楽しむことができます。
漁港付近には食事処や干物屋さんが並び、地物の海産物を楽しむことができます。この撮影は平日でしたが、お客さんで賑わっていました。自然あふれるスポットからすぐ近くに漁港があるので、コンパクトに周れるのも魅力的な場所だと感じました。

真鶴には昔ながらの空気が流れていた

今回MFゴーストの聖地巡礼を通じて真鶴をめぐりましたが、小さなエリアに豊かな自然と昔ながらの港の風景が広がっており、観光地として魅力的な場所でした。静かで落ち着いた空気でありながらも寂れた雰囲気はなく、ところどころに素敵なスポットが点在しています。ドライブやツーリングにおすすめなので、興味がある方はぜひ訪れてみてください。
取材・文/田中一馬
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