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【ラーメン探訪】横浜・京急鶴見駅から徒歩2分、チャーシューメンを食べに「めん殿」へ

【ラーメン探訪】横浜・京急鶴見駅から徒歩2分、チャーシューメンを食べに「めん殿」へ

横浜・京急鶴見駅から歩いて2分。地元で長く愛されてきた「めん殿」で、土曜の昼にチャーシューメンを注文。4分で届いた熱々の一杯は、脂が麺に絡み、醤油タンメンにチャーシューを載せたような満足感でした。

京急鶴見駅から歩いて2分、ずっと気になっていた店へ

神奈川県横浜市鶴見区、京浜急行 京急鶴見駅から歩いてすぐに、地元で長く愛されてきたという店「めん殿」があります。歴史を感じさせてくれる暖簾が気になり、口コミで知ってからは「いつか行ってみたい」と思っていた店。ただ、これまで一度も入ったことはありませんでした。

この日は週末の昼、ちょうどお腹がすく13時前に、思い切って訪ねてみることに。期待を膨らませて向かいました。

賑やかな通りから路地に入ると、空気が静かに変わった

駅の改札を出ると、飲食店の看板が並ぶ賑やかな駅前の景色が広がります。店が並ぶ通りを歩き、左右には赤ちょうちん、弁当店、スーパーなどが並び、買い物や自転車に乗る地元の人が行き交っています。

歩道はそれほど広くありませんが、ベビーカーや自転車で通り過ぎる人たちとすれ違いながら、ぐんぐん進みます。空はよく晴れ、土曜日の昼らしいのんびりした空気。
通りから細い路地に入ると、人通りがすっと減り、ビルと住宅が混ざる静かな風景に変わりました。
路地の途中にはコインパーキングがあり、基本料金は20分330円、24時間の最大料金は2300円と掲示されていました。クルマで行く場合は参考まで。

生蕎麦の暖簾がかかった充実メニューの「めん殿」に到着

路地を進むと、赤いキリンビールの置き看板に「めん殿」の文字。
紺色の暖簾には「生蕎麦」と書かれ、街中華というよりも蕎麦店ですね。入口には鉢植えがずらりと並んでいます。暖簾からして年季が入っている、地元で長く営まれている店。

窓に並ぶ手書きのメニューと、入店前に知っておきたい貼り紙

入口横の窓には、手書きのメニューがいくつも貼られていました。鍋焼きうどん950円、ビール(中)620円、日本酒が520円。ラーメンだけでも、わかめ、コーン、味噌バターと種類が多く、そば、うどん、カツ丼、親子丼、カレーライス、焼そばといったメニューがあり、数名で入ってもそれぞれの好みで食事が出来そうです。
窓の横には「喫煙可能店」と「20歳未満の方は立ち入れません」という貼り紙がありました。たばこが苦手な方や、子供連れの方は、行く前に知っておきたいポイントです。

カウンター7席、テレビの音が流れる昭和の店内

扉を開けると、使い込まれた木のカウンターと、その奥の棚に並ぶ器、調味料、小さな置物が目に入りました。席数は、カウンター7席と、4人掛けのテーブル席が2卓。壁にはオレンジ色の紙に手書きのメニューがずらりと貼られ、テレビも置かれています。

たまたま店内にはほかのお客さんの姿がなかったので、私はテーブル席に腰を下ろしました。古い冷蔵庫の低い音が響き、テレビの音と厨房の調理の音が重なって、店内には穏やかな時間が流れています。レトロな空気に気持ちがすっと軽くなりました。

13時ちょうどに注文して、4分で着丼

厨房に立つのは店主と思しき男性がひとり。13時ちょうどにチャーシューメン(820円)を注文すると、わずか4分後に運ばれてきました。
青い線の入った白い丼になみなみと注がれたスープからは、湯気が立ちのぼり、熱々の一杯です。澄んだ醤油色のスープの上には、何枚ものチャーシューが丼いっぱいに敷き詰められ、ひと目見ただけでボリュームがあると分かりました。真ん中にナルト、その周りには刻みねぎというアクセントは昔ながらの姿ですね。

麺をたぐると脂が絡み、チャーシューの下から野菜炒め!?

まずはスプーンでスープをひと口。透き通った琥珀色のスープは、全体的にしっかりと味が濃く、熱々のまま口の中に広がります。レンゲの上では、表面に脂がきらきらと浮いていて、コクのあります。
箸で麺を持ち上げてみます。黄色みの強いやや太めの縮れ麺で、たぐると、コクのある脂がふわっと麺に絡んできました。縮れた麺のくぼみにスープがしっかり入り込み、口に運ぶたびに、少し濃い味が広がります。
敷き詰められたチャーシューの下から、野菜炒めがどっさりと姿を現しました。もやし、キャベツ、にんじん、青菜が麺と一緒に持ち上がり、まるで醤油タンメンのよう。チャーシューだけでなく、野菜のしゃきっとした食感が濃いめのスープと縮れ麺に、良いアクセントとなっていました

味の染みたチャーシューは、濃いめのスープに負けない存在感

主役のチャーシューは断面こそ淡いピンク色ですが、その縁に香ばしい焼き色がついています。1枚1枚が大ぶりで、丼の中に何枚も重なっていて、チャーシューメンならではの贅沢な光景です。
箸でつまむと、しっかりとした厚みがあり、持ち上げただけで存在感が伝わってきます。口に運ぶと、味がしっかり染みていて、噛むほどに肉の旨みが広がりました。濃いめのスープに浸かっていても、チャーシュー自体の味が負けることなく、むしろスープの味と合わさって、ごはんが欲しくなるような味わい。

1枚食べ終わっても、まだ丼の中には何枚ものチャーシューが残っていて、最後のひと切れまで、肉をしっかり味わえました。
真ん中に乗ったナルトの渦巻きも昔ながらのラーメンらしくて、見ているだけで嬉しくなります。チャーシュー、野菜、麺と、ひと口ごとに違う食感が楽しめて、箸が止まりません。

派手さはなくても、これを食べに通いたくなる

賑やかな通りから一本入った路地の奥に、昭和の空気がそのまま残るような店がありました。手書きのメニューが並び、ゆっくりと時間が流れる。そして湯気の立つ熱々の一杯。

派手さはなくても、これを食べに通いたくなる人の気持ちが、少し分かった気がします。

食べている途中に、男性がひとり来店して、カウンターに座りました。そんな何気ない日常の風景も含めて、地元の人に長く愛されてきた店なのだと実感します。
食事を終えて店を出ると、紺色の暖簾と、赤いキリンビールの置き看板が、昼下がりの光の中に見えていました。次は、手書きのメニューに並んでいたカツ丼や焼そばなど、他のメニューも頼んでみたいと思います。

めん殿
所在地/神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-12-8

取材・文/SYURI
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