大阪中之島エリアをぶらり大人散歩！予約でいっぱい「こども本の森」にも入館してきた

大阪でお出かけエリアの人気のひとつ「中之島」。南北を土佐堀川と堂島川に挟まれた中之島エリアは、開放的で散歩にはもってこいのスポット。今回は、中之島にある「中之島バラ園」や「こども本の森　中之島」、レトロな雰囲気漂う「中央公会堂」を中心にご紹介します。

最寄駅は「なにわ橋駅」

中之島エリアでゆったりのんびり緑に囲まれた中で散歩するなら、京阪電車の「なにわ橋駅」が一番の最寄駅です。石造りの洗練された駅の外観は、中之島エリアに建つ建物ともベストマッチ。中之島エリアは、土佐堀川と堂島川が流れており、その2つの川を挟んで細長い陸続きになっているのが特徴的です。

今回、ご紹介するのは中之島東側の散歩コース。とはいえ、休日は半日楽しめるエリアでもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

芝生広場につながる中之島バラ園

縦長に伸びる「中之島バラ園」。バラの季節になると、それはたくさんのバラが咲き誇ります。細長い歩道沿いにバラが咲くので、バラを間近に見ながら歩いて散策することができます。バラの季節ではなくても、緑がたくさん生い茂っているので、歩くだけでも気持ちがいいですよ。

バラ園を東側に進んでいくと、広い芝生広場に突き当たります。休日にはそこでテントを広げてランチをしたり、親子でスポーツをしたり、のんびりと時間を過ごしている方がたくさんいます。散歩しながらシートを持ってファミリーで休憩するのもおすすめです。

バラの季節には多種多様の彩り

バラの種類は実に多種多様です。その数およそ310品種！　毎年春と秋の見頃には、ピンクや赤、白、オレンジと鮮やかなバラたちが園を彩ります。ほとんどが知らないバラの花の名前でしたが、子どもと歩いているとバラの花の名前を一緒に覚えたり、じっくり見たりする良い機会にもなれたので、親子での散歩もおすすめです。

大阪市のシンボル！築100年超えの中之島公会堂に圧倒

中之島エリアにそびえ立つ、「中之島公会堂」。1918年（大正7年）11月に開館したということは、もう100年を超えているということですね。レトロで威風堂々とした外観は見るだけで圧倒されます。

歴史的にはヘレン・ケラーやガガーリン大佐、ゴルバチョフ大統領などの講演会も開催されました。まさに、大阪市のシンボルともいえる建物です。内観も同じくレトロな雰囲気を放ち、ガイドツアーなどもイベントで開催されているので、大阪にいらした際にはぜひ立ち寄ってみてください。

どうしても行きたかった「こども本の森　中之島」

2020年7月に開館した「こども本の森　中之島」。シンプルな石造りでありながら、モダンで近未来的な雰囲気を漂わせている図書館です。設計者は、あの世界的に有名な建築家の安藤忠雄氏。

「本や芸術文化を通じて子どもたちが豊かな創造力を育む施設として活用してほしい」という思いから、大阪市に寄付する形で運営されているそうです。

中は大人も楽しめるクリエイティブな図書館

ここは予約制でしか入館できないシステムになっており、webサイトから申し込む形になります。しかし、予約はいつ見てもいっぱい。

筆者も最初に予約を取ろうと試みたのが今年の5月。その後何度トライしてもいっぱいで、予約は取れませんでした。そして、11月になって奇跡的に予約が取れたのです。

とにかくものすごい数の絵本が天井までずらりと展示され、その展示されている空間に圧倒されます。中央には大きな階段があり、登ると閲覧用の机と椅子が置いてあります。懐かしの絵本から最新の子供向けの本、ディズニーのアートブック、シャネルのアートブックなど、大人が読んでも楽しめる本がずらり。

地下に行くと天井が高い石造りの小部屋がありました。そこではプロジェクションマッピングのように壁に「星の王子さま」の絵本が映し出され、楽しませてくれました。