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【新感覚】アウトレット敷地内の温泉リゾート「HOTEL CLAD」でちょっと贅沢ステイ

【新感覚】アウトレット敷地内の温泉リゾート「HOTEL CLAD」でちょっと贅沢ステイ

御殿場プレミアム・アウトレット敷地内にある温泉リゾートホテル「HOTEL CLAD」に宿泊してみました。そのロケーション、居心地、温泉、朝食バイキングなど、買い物に来た日とは思えない体験をレポート。大人の週末ドライブにいかがですか?

アウトレットの敷地内にある HOTEL CLAD へ

御殿場プレミアム・アウトレットに着いてHILL SIDEエリアを歩いていると、向こう側の高台に建つホテルが見えます。買い物の合間に見上げるたびに、「今夜はあそこに泊まれるんだ」という優越感がこみあげてきます。
アウトレットと一体になったかのようなHOTEL CLADへのアクセスは、チェックインがスムーズ。エレベーターに乗れば、あっという間にフロントへ。アウトレットでたっぷり買い物を楽しんだあと、そのままチェックインできる快適さは初体験でした。

森の緑に包まれるシンプルな客室

ロビーは天井高4mの大きな窓越しに富士山の雄大な姿が広がり、思わず立ち止まってしまいます。絵にかいたかのようなそのスケール感は、これまで見慣れた富士山とはまるで別物、圧倒されます。
今回泊まったのは、富士山側ではなく森林側のツインルーム。窓からは隣接している森が一面に見えて、静かで心地良い時間が流れていました。
客室はコンパクトながらシンプルで無駄なくまとまっていて、とても落ち着けます。観光や買い物で過ごした一日の終わり、静かに休める空間は自然に包まれる心地良さがありました。

温泉地の夏祭りのような演出も

夕方、館内着に着替えて家族そろって併設の日帰り温泉「木の花の湯」へ。宿泊者は無料で入れます。子供たちは「早く入りたい」と待ちきれない様子、大人も自然と会話が増えて、温泉施設へと向かう館内が小さな楽しみになっていました。
温泉施設の入口を入った途端、畳敷きの小上がりに赤い番傘。視界に入った瞬間、ふっと気分が切り替わり、洗練されたホテルの中に、温泉地のような趣が楽しい。
さらに奥へ進むと、目の前には櫓が組まれ、赤と白のちょうちんがずらりと並び、夏祭りを思わせるような賑やかな装飾が広がっていました。
温泉に入る前に子供たちが輪投げを楽しんでいて、その笑い声に思わずこちらもほっこり。旅先ならではの高揚感を得られる演出に心が弾みます。

露天の立ち湯に浸かりながら富士山を眺める贅沢

画像提供/HOTEL CLAD。
この併設された木の花の湯は、富士山を一望できる露天風呂やサウナなど、景色を眺めながら入れるのが特徴。

筆者はまず広々とした内風呂につかりました。大きな窓越しにも緑や光が入り込み、屋内でありながら開放感があります。湯の温度もほどよく、足先からじんわり温まっていきます。体がほぐれていくのを感じると、露天風呂にも興味がそそられます。
画像提供/HOTEL CLAD。
その露天風呂でまず目に飛び込んだのは、深さ約130cmの立ち湯。肩まで湯につかったまま富士山を一望できるので、非日常を体全体で味わえます。

そして浴槽に使われている石は、富士山の大沢崩れから採石された大沢石とのこと。重さ2トンもの岩が並ぶ力強さに包まれているだけで、自然の大きさを体感できます。
画像提供/HOTEL CLAD。
露天風呂でも湯の温度はちょうど良く、立っているだけで血の巡りがよくなるような感覚に。

夕方に家族で訪れた後も、夜にはひとりで再び立ち寄り、アウトレットの灯りが遠くで瞬く幻想的な景色に見とれてしまいました。

せっかくなので翌朝も早起きをして露天風呂に入ると、澄んだ空気の中で山肌がくっきりと浮かび上がり、まるで富士山と一対一で向き合っているよう。滞在中に時間帯を変えて何度も訪れたことで、表情の異なる富士山を存分に味わうことができ、思わず長湯してしまいました。

朝食バイキングで迎える気持ちの良い朝

朝食は宿泊者限定のバイキングを楽しみます。会場に足を踏み入れた瞬間、大きな窓から射し込む朝日とともにズラリと並ぶ料理が視界に飛び込み、その数に驚かされます。料理は和洋中と幅広く、何を取るか迷ってしまいます。
焼き立てパンやスープの香りに惹かれ、家族で「どれにする?」と迷う時間も楽しいものでした。
卵料理や焼き魚といった定番の和食に、クロワッサンやパン・オ・ショコラなどの香ばしいパン、さらに温かいうどんまで揃っていて、欲張って少しずつ盛りつけるとすぐに皿がいっぱいに。
富士山を眺めながら淹れたてのコーヒーを口に含むと、体の奥からゆっくりと目が覚めていくような心地よさ。旅先ならではの開放感も加わり、思わず「もっとゆっくりしていたい」と感じます。

すでに心も体も満たされていて、今日もいい一日が始まると自然に思える朝食を堪能しました。

大人の週末ロードトリップに選びたい場所

ショッピング、温泉、絶景、そして心地よい朝食。すべてが一つの流れで楽しめるHOTEL CLADでの滞在は、御殿場ドライブを特別な時間にしてくれました。仲間とアウトレットを楽しんだ後に立ち湯で語り合ったり、家族とゆっくり朝食のプレートを作り合うのも楽しい。こんなに多彩な過ごし方ができる場所はなかなか無いはず。
東京からクルマで1〜2時間という距離感も絶妙で、普段の生活から少し離れてリフレッシュするにはぴったり。ハンドルを握り、富士山を目指す先には、買い物だけでなく、少し贅沢な宿泊で週末が豊かになる体験がありました。

HOTEL CLAD(ホテル クラッド)
住所/静岡県御殿場市深沢2839-1
TEL/0550-81-0321

取材・文/SYURI
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