[LIFE]パパ的資産運用の回し方実用ノート、連載第6回最先端の再生医療の正しい情報
今回は、再生医療の中でもすでに治療可能な幹細胞治療の進歩、発展、育成を目的として一般社団法人再生医療臨床学会の理事を務め 、福岡において再生医療クリニック「朱セルクリニック」を運営し、2020年4月には銀座に「朱セルクリニック銀座院」を開業した荒尾氏をゲストに迎え、世界中の富裕層が興味を持ち、実際に実行している再生医療の最新情報とそのサービスについてのお話を伺いました。
西川 家や不動産、クルマや高級時計などを手に入れた富裕層が、もっぱら最終的に考えるのが自分や家族の健康について。最終的にはいつまでも長く健康でいることが、一番の資産運用で財産だと考えている富裕層が多いようです。体の調子が悪くなると、せっかく築き上げた資産も手放すことになりかねませんから…。
荒尾 「再生医療」(※1)に関しては、日本が世界を大きくリードしています。施設や医師は、厚生労働省からの厳しい審査を経て受理されないと幹細胞治療は行えません。
荒尾 医療としては新しく、非常に注目されている分野ですので、しっかり安心・安全が担保されることが何より大切だと考えられているからです。
西川 私の周りでもいち早く再生医療の治療や施術を受けた方がいて、その効果を目の当たりにして大変興味を持っています。私の妻も治療を受けたいと言っています。とはいえ一概に再生医療と言いましても、そもそもどのような効果があるのでしょうか?
荒尾 皆さんご存知かと思いますが、老化というのは細胞が死んでいくことです。日々、細胞は体内で作られていますが、歳を取るとその細胞の作られるスピードが遅くなってしまいます。そこで「細胞を採取」(※2)して、培養施設で増殖させて、体に戻すということを行っています。簡単に言うと、細胞増加を手助けして人の体の時間を巻き戻していくのです。
西川 まさに夢の技術ですね。諦めていた「視力回復」(※3)なども、期待できそうです。体の不具合のある部分を元の元気な状態に巻き戻していくというのは、本当に凄い治療、凄い効果ですよね。ただ、やはり治療を受けるためにはコストがかなりかかりますよね?
荒尾 「PRP療法と呼ばれる多血小板血漿の治療」(※4)は、かつては30万円くらいかかりましたが、4年ほど経った今では少しずつ価格も下がってきました。現在、再生医療の幹細胞治療では1回投与に200万〜300万円程度かかり高額な治療となっていますが、再生医療の価格はそれほどすぐには下がらないと思います。というのもまだまだ幹細胞治療を行うクリニックは少なく、一般の方にも周知されていない状況があります。治療費を下げるためには、全国にもっと多くの幹細胞治療を行うクリニックが増えていく必要があります。また朱セルクリニックでは、内部に幹細胞培養施設を保有し、一気通貫で細胞を培養し細胞のクオリティを自院で担保でき、安心・安全な幹細胞治療を提供できるクリニックとして運営を行っております。
マデュロ(以下M) なるほど。再生医療クリニックと言っても、細胞の扱い方などで違いがあるのですね。そのような情報は私たち消費者側にはあまり伝わっていません。ぜひ積極的に公開してほしいところです。
西川 エレファントはAIを効果的に使った資産運用のためのwebサービスですが、特に富裕層の方に対しての新しい資産のご提案として、おすすめの再生医療クリニックをエレファントのwebサービスに取り入れていきたいですね。今後のプレゼンテーションの1つの軸になってくれるのでは!と期待しています。
荒尾 これからは、さらにその「幹細胞そのもののクオリティ」(※5)にもこだわる流れになっていくでしょう。再生医療クリニックはどこも厚生労働省の受理を受けてはいますが、細胞の質にまでは言及されていません。全身投与などが増えてくるようになると、「細胞の使用期限や生存率」(※6)なども再生医療クリニックを選ぶときの基準になるでしょう。
西川 北京や上海ではずさんな幹細胞治療のため死亡事故などが相次いでいると伺いました。そのため日本にまで幹細胞治療を受けに来る中国の富裕層の方が多いと聞いておりますが…。
荒尾 そうですね。中国や韓国、東南アジアを始め、アメリカなど西欧諸国の富裕層も日本に幹細胞治療を受けに来ています。幹細胞治療における日本のガイドラインは厳しく、クオリティの高さは世界中の富裕層に知れ渡っていますから。最近の新型コロナウイルスの件もありますので、しっかり血液検査などを行い、体の状態をしっかりチェックしてから治療することになります。変形性関節症や糖尿病、肝障害など患者さんの症状により、適正な再幹細胞治療を行っています。
荒尾 保険制度が整っている日本では、幹細胞治療による治療費は高く感じるかもしれませんが、「世界的に見れば非常に安い」(※7)のです。アメリカでは歯の治療や盲腸の治療ですら何百万円もかかりますから。そのことを考えると日本まで渡航して、再生医療の治療を受けることは割安と考えられているのです。
西川 ちなみに一般的な幹細胞治療の治療時間はどれくらいかかるのでしょうか?
荒尾 入院ではなく、通院で済みます。脂肪採取して、点滴投与が基本ですので、トータルでも40〜50分ぐらいです。体にストレスをかけずに脂肪採取し、4〜5週間培養した後、疾患ごとに適した投与をします。
荒尾 細胞の培養に関しては1個を1万個に増やし、次に数万個、さらに数百万個と容器を変えて増やしていきます。子供、孫、ひ孫……と続いていくイメージをしていただくとわかりやすいのではないでしょうか。そしてこれが10継代を超えると突然変異を起こし、癌になるなどの負の要素が入ると言われています。ちなみに朱セルクリニックではより少ない継代数での治療を行っています。一般には開示されていませんが、より一層安全性を高めるための施策です。
M それは安心ですね。単に再生医療による幹細胞治療ということだけでなく、細胞の質というところまでこだわり、患者ファーストの目線で治療を行なっているのですね。各クリニックによって細胞のクオリティが違うのであれば、しっかり見極めなければなりませんね。
西川 家族のため、会社のためにもパパは健康第一。私も体に不具合が生じたら、ぜひ再生医療の幹細胞治療を受けてみたいと思います。
今月のゲスト
医療法人香華会 朱セルクリニック 理事
一般社団法人再生医療臨床学会 理事
荒尾慎太郎さん
福岡市で再生医療における幹細胞治療を行う医療法人香華会 朱セルクリニック福岡院。特に幹細胞治療に関して、国内トップレベルの治療を行っているクリニックで、理事を務める荒尾さんはこの再生医療幹細胞治療の分野に関する第一人者です。
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