LIFE
2026.07.11
【収穫体験】500円で夏野菜! 農薬不使用の「都筑ハーベスト南畑」で家族と過ごす休日
横浜市都筑区「都筑ハーベスト南畑」で家族と夏野菜の収穫体験。参加費500円、農薬不使用の畑でなす・きゅうり・伏見とうがらしを収穫。日常をリセットできた休日をレポートします。
一人500円で土に触れる収穫体験、半信半疑で向かう
7月の週末、家族で自転車に乗って向かいました。畑での収穫体験は参加費が一人500円。大がかりな装備が必要なイメージがあったものの、実際に用意したものは軍手、汚れてもいい服装、汗拭き用のタオルくらい。
思っていたよりずっと安く身軽に参加できることに、「これだけで本当にいいの?」と、向かう自転車の上でも少し半信半疑だったのを覚えています。
思っていたよりずっと安く身軽に参加できることに、「これだけで本当にいいの?」と、向かう自転車の上でも少し半信半疑だったのを覚えています。
「子供に本物の野菜が育つ姿を見せたい」、「土に触れて自分もリフレッシュしたい」とは思いつつ、農業の収穫体験はなんとなくハードルの高いイメージもありました。予約や道具の準備が大変そうだったり、本格的になるほど気軽に行きづらそうだったり。そんな思い込みを覆してくれたのが、横浜市都筑区にある「都筑ハーベスト南畑」です。
受付はシンプル、借りたものはハサミとかごだけ
現地に着き、まず目に飛び込んできたのは、想像していたよりずっと広々とした景色。両側を緑の丘に挟まれた谷のような土地に、畑が奥まで続いています。遠くには街のビル群がうっすらと見え、都会からそう遠くない場所で、こんなに開けた田園風景が残っていることに驚かされました。「ここ本当に横浜市内?」と、思わず声が漏れてしまうほど。
参加費500円を払うと、ハサミを大人の人数分、そして収穫した野菜を入れるかごを貸してもらえます。出発前、あれこれ荷物を背負っていくつもりでいた分、この身軽さに思わず肩透かしを食らったような、ホッとした気持ちになりました。
畑に入ってしまえば、あとはもう収穫を楽しむだけです。
畑に入ってしまえば、あとはもう収穫を楽しむだけです。
畑の一角には、味噌などを販売する小さな売り場もありました。地元農家さんの手がけたものが並ぶ様子を見ると、体験施設ではなく、地域に根づいた活動なのだと実感します。こういう場所にふらっと立ち寄れる距離に住んでいることが、急にありがたく思えてきました。
なす、きゅうり、伏見とうがらし、夏野菜を次々に収穫
今回の収穫体験でとれた野菜は、なす、きゅうり、伏見とうがらしの3種類。
そして、トマトはその場で味見できました。「土いじり」するからには、もっと泥だらけになる体験を想像していたのですが、実際はハサミでヘタをパチンと切り落とすだけ。これならいつでも気軽に参加できそうだと思いました。
ハサミでヘタを切り落とす瞬間の感触は、普段スーパーで買い物をしていても絶対に味わえないもの。パチンという小気味よい音とともに、じんわりとした達成感が込み上げてきます。
きゅうりは葉の陰に隠れていることが多く、見つけるたびに小さな達成感がありました。まるで宝探しをしているような気分、子供はもちろん大人の自分でも思わず夢中になってしまいます。
伏見とうがらしは辛みの少ない品種で、子供でも安心して収穫を手伝えます。細長くつやのある実がすっと伸びている様子は、なすやきゅうりとはまた違った収穫の楽しさがありました。
なすは思っていたより艶やかで、収穫したての姿は見ているだけでも気持ちが上がります。かごの中に並んだ濃い紫紺色は、思わず写真を撮りたくなる美しさでした。
NPO法人都筑ハーベストの会によると、この畑では農薬や化学肥料を使わずに野菜を育てているとのことで、その場でかじったトマトの味にも、余計な雑味のないすっきりとした甘さを感じました。あの一口の甘さは、正直かなり印象に残っています。
子供たちは、それぞれのペースで畑を満喫
6歳の息子はというと、野菜の収穫よりも虫探しにすっかり夢中。畝の間にしゃがみ込み、葉の裏を覗き込んでは「なんかいた!」と大はしゃぎ。正直、収穫そのものより虫探しのほうが盛り上がっています。
一方、4歳の娘は収穫そのものを楽しんでいる様子でした。
一方、4歳の娘は収穫そのものを楽しんでいる様子でした。
きゅうりを両手で掲げて「見て見て!」と得意げな顔を見せてくれたり、畑の脇にあった木のブランコに何度も乗りに行ったり。同じ畑にいても、二人の楽しみ方はまったく違います。
こうして自然の中で、それぞれ好きなように動き回れる場所があるのは、親としても単純にありがたいと感じました。野菜を収穫させたいと思って連れてきたはずが、いつの間にか息子にとっては虫探しの場、娘にとってはブランコと収穫自慢の舞台になっていて、思わず笑ってしまいます。
土に触れて分かった、頭の中が静かになる感覚
筆者は畑にしゃがみ込んで野菜を探していると、いつの間にか仕事や日々の予定のことを考えなくなっている自分に気づきました。手を動かし、目の前の野菜を探すことに集中する時間は、想像していた以上に頭の中をすっきりさせてくれます。「リフレッシュしたい」と思っていた自分にとって、これはちょっとした発見でした。
子供たちがそれぞれ好きなことに夢中になっている横で、自分は自分のペースで野菜と向き合う。同じ場所にいながらそれぞれ違う楽しみ方ができるのも、この畑の懐の広さなのかもしれません。
子供たちがそれぞれ好きなことに夢中になっている横で、自分は自分のペースで野菜と向き合う。同じ場所にいながらそれぞれ違う楽しみ方ができるのも、この畑の懐の広さなのかもしれません。
自転車をこいで向かう距離感も、この体験の良さを後押ししてくれました。特別な装備や長い移動時間は必要なく、この先も思い立ったらすぐに予定を組めそう。
収穫体験は軍手だけで家族みんなが参加できる
いっぱい野菜を持って帰る道のりで、今日収穫したなすやきゅうりを、夜どんな料理にしようかと考えている自分に気がつきます。買ってきた野菜とは違い、自分の手で収穫したものには、不思議と特別な愛着が湧いてきます。
結局、この日の夕食には、きゅうりをポテトサラダに、なすは素揚げにして、めんつゆでいただきました。
伏見とうがらしは、現地のスタッフさんに教えてもらった通り、ごま油、醤油、じゃこと一緒に炒めてみると、これが箸が止まらないおいしさ。収穫のときに教わったちょっとしたコツが、そのまま食卓の一品に活きるのも、この体験ならでは。
息子は息子で、収穫した野菜そっちのけで「さっきの虫、また見たい」と繰り返していて、それもまた今日らしい締めくくりだなと思いました。
息子は息子で、収穫した野菜そっちのけで「さっきの虫、また見たい」と繰り返していて、それもまた今日らしい締めくくりだなと思いました。
実際に行ってみると「収穫体験はハードルが高い」という思い込みは、あっさり崩れました。予約さえしておけば、軍手一つで気軽に参加でき、500円という価格も財布に優しい。次は違う季節の野菜を収穫しに、また家族で訪れたいと思っています。
都筑ハーベスト南畑
所在地/神奈川県横浜市都筑区池辺町1003
TEL/045-945-7174
利用時間/10:00~17:00(火〜土曜日)
取材・文/SYURI
都筑ハーベスト南畑
所在地/神奈川県横浜市都筑区池辺町1003
TEL/045-945-7174
利用時間/10:00~17:00(火〜土曜日)
取材・文/SYURI




















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