TOP / TRAVEL / 【リゾート旅行記】沖縄・宮古空港からレンタカーで30分! 神秘的な「通り池」を目指す旅
【リゾート旅行記】沖縄・宮古空港からレンタカーで30分! 神秘的な「通り池」を目指す旅

【リゾート旅行記】沖縄・宮古空港からレンタカーで30分! 神秘的な「通り池」を目指す旅

子供を連れて、初めての宮古島へ。レンタカーを借りて伊良部大橋を渡り、下地島の神秘の池「通り池」を目指したドライブ旅行は、神秘的な景色を体験できるおすすめのコースでした。

初めての宮古島で、下地島の「通り池」を目指す計画に

宮古島へ家族旅行。6歳と4歳の子どもを連れて、初めての宮古島です。

数ある有名スポットのなかで「ここには絶対に行きたい」と決めていたのが、宮古列島に属する小さな離島、下地島の「通り池」。隣接する伊良部島とは橋で繋がっていて、宮古島から「伊良部大橋」を経由してクルマで簡単にアクセスできます。

通り池を目指すきっかけはSNSで見た画像ですが、2つの円い池が深い青をたたえた一枚の写真に、思わず指を止めたほど。画面越しでも吸い込まれそうな、その神秘的な光景を子供たちと一緒に見てみたいという気持ちもありました。

空港に着いたらすぐレンタカーで走り出す

宮古島には鉄道がなく、移動の主役はクルマになります。目的地までの道のりそのものが旅の一部になるので、バスやツアーでは味わえない、自分のペースで島を巡れる自由さは、宮古島の旅の醍醐味だと思います。

宮古空港に到着すると、レンタカー会社のスタッフが迎えに来てくれていました。家族で出迎えのバンに乗り込み、3分ほどで店舗へ。手続きを済ませいよいよ出発です。
ハンドルを握った瞬間から、もう気分が高揚します。宮古空港から伊良部大橋までクルマでおよそ10分、そこから橋を渡って15分ほど、トータル30分かからずに目的地の通り池に到着できる、ちょうど良いドライブコースです。

海の上を走る、3540mの絶景・伊良部大橋

10分ほど走り、伊良部大橋に差しかかりました。こののドライブで、一番楽しみにしていた区間、まず驚いたのはその長さ。全長3540mもあり、無料で渡れる橋としては日本最長というだけあって、走っても走っても向こう岸がなかなか見えてきません。もちろん退屈する瞬間は一度もありませんでした。なぜなら、左右に広がる海が、ただただ美しいから。
浅瀬のエメラルドグリーンから、沖の深い青へ。グラデーションを描く海の上を、一本の道がまっすぐ貫き、まるで海の上を滑るように走っている感覚です。

橋にはところどころ緩やかな起伏があり、上り坂の先に空と海だけが見える瞬間は、まるで空へ向かって走っていくかのよう。後部座席の子どもたちも、窓に張りついて「海だ!」と歓声を上げていました。運転する高揚感、家族の声。この橋を渡るためだけに宮古島へ来てもいいと思えるほど、忘れられない時間でした。

駐車場から遊歩道へ! ジブリのような世界感に迷い込む

伊良部大橋を渡りきると伊良部島。そこからさらに隣にある下地島に渡ると、通り池があります。橋を渡ってから15分、ついに通り池の駐車場に到着しました。観光バスも停められる広い無料駐車場で、きれいなトイレもあり、ここは子連れでも安心でした。
クルマを停め、海に向かって歩き始めます。ここからの散策がまた楽しい。
池へ続く遊歩道は、アダンなどの熱帯植物が左右からこんもりと生い茂り、まるでジャングルに分け入っていくよう。
見たこともない果物がなっていたり、頭上を緑のトンネルが覆っていたり。子供たちも「ジブリの世界みたいだね」と探検気分ではしゃぎます。目的地の通り池にたどり着く前、この道中はアトラクションのようでした。日差しが強いものの、海から吹く風が涼しく、緑のトンネルを進む道のりは楽しくてあっという間です。

ついにたどり着いた通り池は、想像以上に神秘的だった

緑のトンネルを抜けると、視界がふっと開けます。
「通り池」と刻まれた古い石碑が静かに立っていて、その先には、もうあの池が見えてきました。
ゴツゴツとした琉球石灰岩の岩場に囲まれた、2つの円い池。深く青い水面は驚くほど静かで、SNSの写真で見たときよりも、ずっと神秘的でした。池の周りには板張りの木道が整備されていて、その上を歩きながら、いろいろな角度から池を眺められます。柵に手をかけて下をのぞき込むと、吸い込まれそうなほど深い青が広がっていました。
海側の池は直径75m・水深45m、陸側は直径55m・水深25m。2つは水面下でつながり、さらに地下の洞窟を通って外洋にも接続しているそうです。「通り池」という名前も、この地形が由来なのだとか。
宮古島の観光情報によれば、ここは「世界のすべてを見通す龍の目」とも呼ばれるパワースポットなのだそう。さらに、人魚(ジュゴン)にまつわる伝説や、継子伝説といった言い伝えも残されているといいます。

そうした物語を知って眺めると、静かな水面がいっそう意味ありげに見えてきました。筆者は普段からパワースポットを特別に意識しないものの、この特別な場所の前では、自然と背筋が伸びるような心持ちになりました。
自然そのものの迫力と、伝説をまとった独特の静けさが、まっすぐ胸に迫ってきます。あれだけはしゃいでいた子供たちも、池の前ではふと声を止め、じっと水面をのぞき込んでいました。作られた観光地や施設では味わえない、本物だけが持つ力を感じた瞬間です。

通る道すべてが旅の思い出として深く刻まれる通り池コース

伊良部大橋を渡る高揚感、ジャングル探検のように楽しめる遊歩道、そして、たどり着いた神秘の池。この一連の体験は、空港を降りてレンタカーに乗るだけで味わうことができました。宮古島は橋でつながった離島をクルマで自由に巡れるのが大きな魅力ですね。
時刻表に縛られず、家族のペースで、気の向くままに絶景と絶景を繋いでいける。途中で気になる海岸に立ち寄ったり、子供が疲れたら少し休んだり。そんな寄り道も含めて、すべてが旅の思い出になりました。

次に訪れるときも、またこの橋を渡って、新しい景色を探しに行きたい。忘れられない家族ドライブになりました。

通り池
所在地/沖縄県宮古島市伊良部 下地島

取材・文/SYURI
  • SHARE   
  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • Pinterest
同じカテゴリの記事一覧
RECOMMENDS