TRAVEL
2026.07.19
【タイムスリップ】東京・町田で出会える日本の昔話に出てくるような懐かし風景3選
東京の端っこにある、町田市。若者カルチャーで賑わう町田駅周辺のイメージがありながら、少し足を延ばすと昔話に出てくるような日本の風景を感じられるスポットも。町田で生まれ育った筆者が3か所選んでみました。
1. 水の音に癒される水車小屋
町田駅からクルマで約15分。歩いて行くのはちょっと難しい場所にある薬師池(薬師池公園)は、日本の歴史公園100選や東京都指定名勝に指定されている、町田を代表する景勝地。町田に近い場所で生まれ育った筆者にとっては、幼い頃の思い出がつまっている場所です。
町田薬師池公園 四季彩の杜 薬師池(薬師池公園)
所在地/東京都町田市野津田町3270番地
開園時間/6:00〜18:00 (夏季6月〜8月は〜19:00まで延長)
年中無休
所在地/東京都町田市野津田町3270番地
開園時間/6:00〜18:00 (夏季6月〜8月は〜19:00まで延長)
年中無休
薬師池の開園時間は、早朝の午前6時から。 過酷な日本の夏には少しでも気温が低い早朝の内に散策するのがおすすめ。 この日もお昼時には33度が予想されていましたが、筆者が訪れた午前7時過ぎならまだ風が心地よく、犬と一緒に散歩を楽しまれている人もいました。
数あるスポットの中でタイムスリップしたかのような風情を感じられるスポットのひとつが、水車小屋。薬師池の水車は今も勢いよく水を浴びながら歯車を回しています。薬師池公園自体が、農業用ため池(用水池)だった歴史もあり、古民家など「昔の暮らし」を再現するコンセプトのよう。
水車が回る時の水の音が、なんとも涼しげ。思わず水の流れが見える場所に足が向きます。駐車場からは少し離れた場所にあることもあり、辺りはとても静か。朝早い時間には人の気配がなく、この景観と涼やかな水音を独り占めできる贅沢な時間が流れています。
少し回り込んでから水車小屋をぐるりと見渡してみると、中が覗けるようになっていました。もちろん今は機能していないようですが、精巧に組まれた木製の機構が面白い。当時の農村の暮らしが、この空間からじわじわと伝わってきますね。
2. 幕末の面影を感じられる古民家
薬師池から5分ほど歩くと風情豊かな瓦門が表れ、まるで時が止まっているような風景に出会えます。秋には周囲の紅葉が見事な赤に染まりそうですですが、今は初夏ならではの新緑が美しい。この日はまだ紫陽花も咲いていて、日本の四季を感じられました。
門をくぐってみると、そこにもまた絵に描いたかのような美しい景色。木製の門枠が額縁のようになり、瑞々しい新緑と茅葺き屋根の古民家を美しく切り取っています。すぐ近くには川なのか、水も流れていて心地の良いせせらぎが聞こえてきます。
水車でもその心地よい響きに魅了されていたのですが、筆者は水の流れる音が大好き。寝る前にもBGMとして聞くほど水せせらぐ音が大好きなんです。ここでもを足を止めて贅沢なヒーリングミュージックを満喫、心を休めました。
水車でもその心地よい響きに魅了されていたのですが、筆者は水の流れる音が大好き。寝る前にもBGMとして聞くほど水せせらぐ音が大好きなんです。ここでもを足を止めて贅沢なヒーリングミュージックを満喫、心を休めました。
門から茅葺きの古民家(上画像)までは2〜3分で到着する距離ですが、美しい景色や音色に心を奪われ、ここに着くまで10分以上もかかってしまいました。時間を忘れて寄り道するのは、小さな旅の醍醐味とも言えそうです。
この旧荻野家住宅は東京都指定有形文化財にも選ばれていて、町田を代表する歴史遺産のひとつ。幕末に建てられ、かつては医院としても使われていた貴重な建築物。茅葺き屋根と趣のある木組みが織りなす雰囲気は、まるで時代劇の世界に迷いこんだかのようでもあります。
玄関を入ってみると、意外にも広々とした空間が広がっていました。ここでかつての医師が地域の人々を温かく迎えていたのか、あるいは家族団らんの賑やかな声が響いていたのか。想像も膨らみ楽しい。
古民家のすぐそばには、小さな木造の小屋がありました。案内看板を見ていると、米などの穀物を保管する倉庫として使われていた板倉らしい。ネズミや湿気を防ぐために床が高く作られているのだそう。
ここで長い歳月を経て佇む面影は、当時の人々の暮らしぶりを今に静かに伝えてくれます。思わず通り過ぎてしまいそうになるほど小さな小屋でしたが、不思議と足を止めずにはいられない魅力あふれる建物でした。
ここで長い歳月を経て佇む面影は、当時の人々の暮らしぶりを今に静かに伝えてくれます。思わず通り過ぎてしまいそうになるほど小さな小屋でしたが、不思議と足を止めずにはいられない魅力あふれる建物でした。
3. 運転席にも入れる迫力満点の蒸気機関車デゴイチ
最後は、こちら。町田駅から徒歩約10分の場所にある、D51型蒸気機関車です。デゴイチと聞けば、汽車・電車好きでなくとも耳にしたことがある人が多いはず。筆者もそこまで鉄道に詳しくはないのですが、いざ目の前にすると、その美しく重厚感ある存在感に心が踊ります。
D51型862号蒸気機関車(まちだのデゴイチ)
所在地/東京都町田市中町2-13-14 町田市子ども発達センター敷地内
営業時間/9:00~17:00
所在地/東京都町田市中町2-13-14 町田市子ども発達センター敷地内
営業時間/9:00~17:00
このデゴイチは国鉄の東海道線、関西線、中央西線などで旅客・貨物列車の牽引車として使われていたそう。製造年はなんと昭和18年。昭和47年から町田のこの場所に展示されているんだとか。筆者が小さい頃からあるなと思っていましたが、50年もの間ここにいたのか。
近くに寄ってみると、これまた歴史を感じられる黒板のようなものを発見。よくよく見てみたところ"お忘れ物"と書いてあるようです。昔はこれで忘れ物を管理していたのでしょうか。大っぴらに忘れ物を提示してしまうと心ない人に持ち去られてしまいそうな気もしますが、当時の人々の正直さや治安の良さが伝わってくるようです。
今でも現役で走り出しそう大きな車輪。機関車は何かとスケールが大きく、こうして見てみると想像以上に大きく複雑なパーツでつながっているんですね。「このパーツはどこにつながっていて、どんなふうに動くのだろうか。」なんて、しばらく考え込んでしまいました。お? 鉄道好きへの扉を開けそうになっていました。
さらに足を進めると階段を発見。これはもしや運転席に入れるのでしょうか。
年季の入った階段を登った先にあったのは、運転席。まさしくここで機関士さんが数々のレバーを操り、巨大な鉄の塊を動かしていたのですね。現代のデジタル化された運転台とはまるで違います。座れるベンチに座ってみると、ここはまるで秘密基地の特等席。タイムスリップしたような、特別な没入感をじっくりと味わうことができました。
大人でもワクワクする機械を目の前に、あらためて感激。子供を連れてきたらきっと大喜びでしょう。
大人でもワクワクする機械を目の前に、あらためて感激。子供を連れてきたらきっと大喜びでしょう。





















FASHION
OUTDOOR
WATCH
CAR & BIKE
SNAP
DINING
LIFE
GADGET
GOLF