OUTDOOR
2025.03.09
【東京公園ガイド】河津桜が満開!東京都目黒区にある「林試の森公園」
近年、密かに公園散策がブーム。筆者も休日になると、愛犬と一緒にさまざまな公園に行き、特に新しい公園だと新たな発見があって楽しい。今回は友人からおすすめしてもらった、「林試の森公園」に初めて行ってみました。
東急目黒線武蔵小山駅が最寄りの林試の森公園

東急目黒線の武蔵小山駅を降りると、そこは住宅街や商店街が立ち並ぶ静かな街。学生時代は友人が住んでいたので度々来ていたのですが、降り立ったのはかれこれ10年ぶりでしょうか。
ちなみに、この公園周辺には大きな駐車場が無く、基本的に電車で行くことがおすすめです。
ちなみに、この公園周辺には大きな駐車場が無く、基本的に電車で行くことがおすすめです。

そんな武蔵小山駅の西口を出て、静かな住宅街をほぼまっすぐ、10分ほど歩いていくと公園の水車門を発見。

「都立 林試の森公園」です。林試(りんし)という聞き慣れない言葉は、かつてこの場所に林業試験場があったことから名付けられたそう。すぐそばにあった地図を見てみると、想像以上に広くて驚き。公式サイトをチェックしてみたところ、東西に700m、南北に250mもあるようです。今回は右まわりで散策してみることにしましょう。
かつて湿地だった場所なので、起伏のある地形

AirPods 4を耳から外してみると、心地の良い野鳥の鳴き声が聞こえてきました。平日の昼間に行ったのですが、犬や子供と一緒に散歩している人、ベンチでゆったりくつろいでいる人、ランニングしている人など、想像以上にたくさんの人がいました。平日昼間から多様な人々、ここは本当に東京なのか?

林試の森があったこの地は、かつて湿地だった場所。そのため、現在でも上池と下池といった2つの池がちょうど中心にあります。林試公園を象徴するスポットとなっていて、この池を眺めながらくつろいでいる人が多くいました。

さらに奥へと進んでいくと、林試の森は都心とは思えないほど豊かな自然が広がっています。花々だけでなく、木々が多いところが特徴と言えそうですね。
今が見どころ、満開の河津桜

さらに進んでいくと、一際賑わっているエリアを発見。この色合いは河津桜?

林試の森の公式Xをチェックしてみたところ、こちらは河津桜で間違いないようです。今回は行ったタイミングが良かったようで満開です。いや〜今週末に観に行こうと思っていたのに、一足早く運命の出会いをしてしまいました。なんてうれしい出会いなんでしょう。川沿いなどでよく見かけるソメイヨシノと比べると、色が濃くて美しいですね。
木々の名前がついたトイレ

林試の森には5つのトイレがあり、それぞれキレイに整備されています。上の写真は、河津桜が咲いていた芝生広場からすぐの場所にある「たいさんぼく」のトイレ。タイサンボク(泰山木)とは大きな白い花を咲かせる木で、都内を歩いているとよく見かけます。林試の森にはこちらのトイレのように、木々の名前がついたトイレがたくさんあります。
野鳥との出会いも

ほとんどの道はコンクリートで舗装されていますが、ちょっと脇道に入ると森の中のような小道もあります。

野鳥を5羽ほど発見しました。先ほど鳴いていた鳥はこの子たちだったのでしょうか。人慣れしているようで、少し近寄っても逃げていきません。最近見かけるのはカラスだけだったので、ついつい時間を忘れて見入ってしまいます。
様々な種類の木を見ることができる

さらに歩いて行くと、何だか見慣れない木々を見つけました。こちらは北門やつばき門などの近くにあるプラタナスの並木。まだ3月なので葉はついていませんが、秋には紅葉した美しい姿を見せてくれるのでしょう。

弱った木を養生しているエリアも。少しでも休めるようにネットで囲まれているそうです。林試の森ではこのように木々を守る活動も行われていて、散策していると随所に発見できます。
特等席がたくさん!

林試の森にはさまざまな場所にベンチが設置されていて、休憩しながら公園散策を楽しめます。本当にいたる所にベンチあったので、子供連れでも安心。

座ってみると、驚くのはその場所と視界。景色がキレイに見えたり、ゆったりとくつろげる場所にあってまさに特等席。筆者が行った際も日向ぼっこしながら本を読んでいる方もいました。筆者も吸い込まれるように座って、少しうとうと。危うく予定に遅れるところでした…。
スポット名/林試の森公園
住所/目黒区下目黒五丁目、品川区小山台二丁目
開園日/常時開園
入園料/無料
住所/目黒区下目黒五丁目、品川区小山台二丁目
開園日/常時開園
入園料/無料
●東京都公園協会