OUTDOOR
2025.09.07
【秋キャンプ】自作スモークサーモン & ウィスキーで秋の準備!初心者でも出来る燻製調理編
まだまだ暑い時期が続きそうですが、9月になれば秋はもうすぐ。そこで、男の秋キャンプをテーマに、スモークサーモンを自作してウィスキーと共に楽しみたい! まずは家で簡単に出来る燻製調理編です。
ウイスキーに合うスモークサーモンの作り方

スモークサーモンの作り方は、ざっくり説明すると刺身用の切り身を「脱水」、「乾燥」させたのちに、スモークチップで「燻製」という工程で作ることができます。実は筆者、今回作るのは初めて。
【材料】
サーモンの刺身(200g)
塩小さじ2
砂糖小さじ2分の1
コショウ適量
【材料】
サーモンの刺身(200g)
塩小さじ2
砂糖小さじ2分の1
コショウ適量

混ぜた調味料を皿にに半分敷いて、その上に切り身を置きます。残りの調味料を振りかけたらラップをして、冷蔵庫で半日程度置き、脱水させます。

水分が出て弾力があれば、脱水h完了。表面の調味料を洗い流し、1時間水につけて塩抜きします。

水分を拭き取り、冷蔵庫の中でラップをかけずに3時間以上乾燥させると、燻製の準備が整います。実作業の時間は20分くらいですが、待ち時間が非常に長いです。
燻製に必要な簡易アイテムと燻製方法について

燻製はさまざまな方法がありましたが、今回ダイソーのボウル(21cm)2つと焼き網(15cm)で行います。ボウルのフチに網を置き、さらにボウルを重ねて燻製機として使います。

肝心のスモークウッドは着火剤のように押し固められたタイプで、直接火を点ければ煙を出し続けてくれる仕様のものを購入しました。燻製材はさまざまな香りの種類がある中で、クセがなく初心者向きといわれるリンゴをチョイス。

後は網の下にスモークウッドを置いて火を点け、蓋を被せればセット完了。30分~1時間程度が目安のようです。この時、蓋となるボウルを密封したところ、火が消えてしまったので、少し開けて煙が漏れるくらいがちょうど良いようです。
2日間かけてスモークサーモンが完成

1時間ほど放置して燻製完了。思ったより火が入ってしまい、イメージしていたしっとりした感じにはなりませんでした。どうやらレアに仕上げるには、煙の温度を冷やしながら行う冷燻と呼ばれる方法で行う必要があったようです。
ただ香りはかなり良い感じなので、今回はこれでヨシ。この後、香りを落ち着かせるためにラップをして一晩寝かせます。結局出来上がるまで2日近くかかりました。
ただ香りはかなり良い感じなので、今回はこれでヨシ。この後、香りを落ち着かせるためにラップをして一晩寝かせます。結局出来上がるまで2日近くかかりました。

キャンプに持っていく前に味見をします。切ってみると、刃を入れた時点で身がほぐれてしまい、薄切りにするのは難しそう。スモークウッドに近い面はかなり火が入っていましたが、反対側はかなりいい感じです。
味はしっかりスモーキーな風味が付いて、塩加減もちょうど良く、市販の物より美味しい! これをキャンプ場でウィスキーと合わせれば、最高な時間が過ごせること間違いなし!
味はしっかりスモーキーな風味が付いて、塩加減もちょうど良く、市販の物より美味しい! これをキャンプ場でウィスキーと合わせれば、最高な時間が過ごせること間違いなし!

ちなみにスモークウッドは2cmほどで割って、多すぎたくらいなので、1本あればサーモン丸々一匹燻製にしても余ると思います。余ったスモークウッドを活用して、別日に燻製パーティを行うのもいいのではないでしょうか。次回はウィスキーの名産地で実食編です。
取材・文/田中一馬