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【炭火料理】生地から本格ピザ作り!炭火専用ピザ焼き器は意外と奥深く、楽しくも難しい!?

【炭火料理】生地から本格ピザ作り!炭火専用ピザ焼き器は意外と奥深く、楽しくも難しい!?

備長炭を手に入れたので皆に喜ばれる炭火料理はないかと考えた結果、ピザ作りを思いつきました。もちろんピザ窯はないので手軽にできるいい方法がないかリサーチしてみると、炭火専用のピザ焼き器を発見。今回はこだわって生地作りから挑戦です。

直火と「らくらくピザ焼き」で初めての本格ピザ作り

ピザを焼くための機材を探した結果、選んだのはマルカの「らくらくピザ焼き」。これを選んだのは価格が1320円と手頃で、ステンレス製なので熱による歪みもなさそうだったので。

ちなみにマルカは直火で加熱する湯たんぽが主力商品で、こういった直火にかける製品について熟知していそうな点も選んだ理由のひとつになります。
せっかく炭で焼くので、粉から生地を作って専門店のような香ばしい風味のピザを目指したい。粉の計量は正確に行わないと味が崩れるそうなので、キッチンスケールも用意しました。

初めてのピザ生地作り

生地のレシピは動画サイトを参考に2人分で作ってみます。生地の材料は以下の通り。

【生地の材料】
強力粉 200g
ドライイースト 4g
塩 2g
ぬるま湯 64㏄

手順はボウルに塩と強力粉入れて混ぜた後、別のボウルでぬるま湯とイーストを合わせ、その後に粉とイーストが入ったぬるま湯を合わせます。この手順は塩に触れたイースト菌が死滅するのを避けるためのようで、他の作り方を見たところ、ボウルはひとつでもイーストと塩を離して混ぜていました。
かなり手にくっつきますが、まとまるように10分程度こねます。徐々に生地肌がきれいになり、まとまりが出てきたので、発酵の工程に移ります。
発酵は1次発酵と2次発酵を経て完了するようで、まずは1時間程度、室温で放置する1次発酵を行います。放置する前にボウルと生地にオリーブオイルを塗り、くっつき防止の処置を行い、乾燥防止のふきん掛けて放置します。

1次発酵が終わったら1人前にするため半分に分けて、ラップをして2次発酵を行います。
動画では40分程度の放置でしたが、仕事の都合上3時間程度放置してしまいました。かなり発酵が進んで膨らみ、パンのような匂いがします。時間がある場合は2次発酵を冷蔵庫に1日~2日入れて行い、焼く前に3時間ほど室温で温度を上げるのが良いそう。低温で発酵させることで風味が良くなる効果があるとのこと。

好きな具材をトッピング

具材は筆者が好きなピザーラのガーリックシュリンプピザを参考に選びました。好きなものを乗せられる自由さがピザの良いところですね。
キャンプ場でもできるようにピザ焼き器の上に粉を振り、生地伸ばしとトッピングを行いました。問題なく形になったので、いよいよ焼いていきます。

難易度が高い焼き工程

今回は安い切炭を使う予定でしたが、火が安定しないので備長炭もプラスすることにしました。こうやって比較してみると備長炭は火力の強さと安定感が違いますね。
ピザ焼き器は上下に炭を配置して、ダッチオーブンのように使用します。この上下の炭の配分と焼き具合の判断が難しく、何度も確認しながら焼きました。
動かしすぎた結果、蓋に具材が引っ付いて形が崩れてしまいました…。ただ焼き具合は良さそうなので試食してみます。
トッピングの具材や生地にしっかり火が通っていて、味はかなり良い! トマトソースの味が生地にマッチして、本格的な風味も! ただ下からの火が強かったのか生地が焦げて、スナック菓子のような食感になってしまったのが残念。今のところ火加減以外はほとんど問題ないように感じます。

次の日に再挑戦するも…奥が深くて楽しいピザ作り

出来栄えに納得がいかなかったので、次の日に再挑戦しました。下の炭を少なめにして蓋の上の炭を増やしました。
蓋につかないように焼いたので見た目は良い感じ。ただ生地が重く、火の通りも甘かったようで、味は初回の方が良かったかも。失敗の原因は冷蔵庫に入れていた生地を出してすぐ焼いてしまったこと、全体的な炭の量が少なく、火力が足りなかった点にあると思います。

挑戦した結果、ピザ作りは意外と難しいことがわかりましたが、奥が深くてとても楽しい。1年の中でも雨が多い季節である秋は、自宅で本格ピザ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
取材・文/田中一馬
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