OUTDOOR
2025.10.05
【キャンプ飯】地元スーパーで新鮮な地ものカンパチを買って自分で捌く!西伊豆キャンプ
新鮮な地ものの魚をキャンプ場で捌いて食べたい!という思い付きから西伊豆へ。丸魚をすぐに捌いて食べれば、いつもと違った感動的なキャンプ飯になるはず。
今回の旅のルートは西伊豆

今回のキャンプは東京方面から国道411号線のピーク地点である風早峠を目指し、そこから南下して買い出しを行いながらキャンプ場を目指すルートになっています。
刺身の必需品「わさび」手に入れるため「わさびの駅」へ

今回のメニューでは刺身をイメージしていた筆者。峠を越えて山道を下り、まずは道の駅ならぬ「わさびの駅」に立ち寄りました。

わさび目当てに来たのですが、一番賑わっていたのは湧水を汲むことができる取水場。天城深層水という地下1000mから汲み上げた地下水です。ここでは100円で2分間、15リットルを取水できるようになっていました。味は硬めの水といった感じで、水質はカルシウム豊富な中硬水とのことです。

目的のわさびもリーズナブルで、おろし金まで買うことができました。しっかり天城深層水も汲んで、出だしは上々です。
わさびの駅
所在地/静岡県賀茂郡西伊豆町大沢里628-1
営業時間/9:00~15:30
電話/0558-58-7315
https://maps.app.goo.gl/28aSdy6Vvo6vSeFR7
所在地/静岡県賀茂郡西伊豆町大沢里628-1
営業時間/9:00~15:30
電話/0558-58-7315
https://maps.app.goo.gl/28aSdy6Vvo6vSeFR7
地魚が丸魚のまま販売されているサンフレッシュ松崎店へ

新鮮な丸魚を手に入れるためにやってきたのが、静岡県賀茂郡松崎町にあるサンフレッシュ松崎店です。筆者の経験では魚が獲れる地域でも意外と丸魚を販売しているお店は少なく、ここはたまたまGoogleマップで検索していた時に発見した店。「ないものはない」というキャッチフレーズにも惹かれてやってきました。

サンフレッシュは地元に根付いたスーパーで、松崎店では地元の漁師さんから仕入れた魚をはじめ、さまざまな地域の新鮮な魚が丸のまま販売されているコーナーがあります。この日は沼津や南伊豆産の魚も並んでいて、どれも新鮮そうな魚ばかり。

店や商品について代表取締役社長の篠原さんに話を伺うと、サンフレッシュは元々八百屋だったものの、魚の仕入れを始めた当時には魚を捌ける利用客が多かったことから、加工はせず入手しやすい価格で販売するようになったとのこと。店の歴史を通じて、漁師町の地域性を感じることができました。

「キャンプ場では捌きやすい魚としてウロコが小さい魚が良い」というアドバイスをいただき、おすすめされた地もののカンパチを購入することに。刺身でも焼いても食べられるとのことなので、目的に合った食材が買えて大満足。
サンフレッシュ 松崎店
所在地/静岡県賀茂郡松崎町松崎79-1
営業時間/8:30~19:00
電話/0558-43-2030
所在地/静岡県賀茂郡松崎町松崎79-1
営業時間/8:30~19:00
電話/0558-43-2030
キャンプ場でいざ調理!はじめてのカンパチ捌き

キャンプ場の調理場を借りて、魚捌きスタートです。今回のために包丁とまな板を購入してきたおかげか、半身にするところまでは割とすんなり完了。しかし中骨を取った後の皮引きが難しく、背側の身は失敗。腹側の方はかなりきれいに取れました。サッと切り分けて実食していきます。

カンパチを捌くのは初めてで不安だらけでしたが、何とか形になりホッとします。自分で捌いた刺身を味わってみると、しっかり旨味があって、臭みはなく、味にも感動! ワサビの香りが強く、普段口にしている物とは違う贅沢な味です。

半身は焚火で塩焼きにしてみましたが、焼くと身がふわふわで、こちらも大満足。地元食材を購入してすぐに食べれば、うまいだろうという考えは間違いではありませんでした。
翌朝は名水を入れたカップラーメンとおにぎりで締め

翌朝は汲んできた地下水を利用して、カップラーメンをいただきました。
今回は仕入れた食材を余すことなく利用できて、いつもより無駄のないキャンプができた気がします。自分の手で調理することを重視した結果、その土地の風土に触れることができて、充実した体験ができました。また新たな体験を得るために、思い付きでテーマを決めて旅に出たいと思います。
今回は仕入れた食材を余すことなく利用できて、いつもより無駄のないキャンプができた気がします。自分の手で調理することを重視した結果、その土地の風土に触れることができて、充実した体験ができました。また新たな体験を得るために、思い付きでテーマを決めて旅に出たいと思います。
取材・文/田中一馬