CAR & BIKE
2026.04.27
【頭文字D聖地巡礼】廃道前の秘境「塩那道路」栃木エリアチーム東堂塾のホームコースを巡る
栃木にある頭文字Dの聖地「塩那道路」へ。時代の流れから廃道化が決定したものの、作中に登場するエリアはまだ通行可能なようです。強豪「東堂塾」戦の地へジムニーを走らせて向かいます。
バブル期に計画が凍結され今年ついに廃道が決定した塩那道路
塩那道路は正式名称「一般県道中塩原板室那須線」と呼ばれるルートです。那須塩原板室から那須湯本をつなぐ全長51㎞の山岳スカイラインとして1962年に構想発表、建設を開始されました。
1971年にパイロット道路が開通するものの、1982年に費用対効果や自然保護の観点から計画は凍結され、全体のうち約39㎞部分について2026年2月、ついに廃道が決定。作中に登場するエリアは幸いにも通行可能なため、「頭文字D」の聖地巡礼に向かってみました。
1971年にパイロット道路が開通するものの、1982年に費用対効果や自然保護の観点から計画は凍結され、全体のうち約39㎞部分について2026年2月、ついに廃道が決定。作中に登場するエリアは幸いにも通行可能なため、「頭文字D」の聖地巡礼に向かってみました。
作品では塩那道路をホームコースとする「東堂塾」が、プロジェクトDの県外遠征2戦目の相手。チューニングショップの社長が開設したドラテク特訓教室をきっかけに生まれた強豪チーム。
個人的に非常に好きな回で、シビックタイプRを操る拓海の対戦相手「二宮大輝」が放つ雰囲気には、引き込まれるものがあります。まずは麓にあるピットとなった宿泊施設の駐車場へ。
個人的に非常に好きな回で、シビックタイプRを操る拓海の対戦相手「二宮大輝」が放つ雰囲気には、引き込まれるものがあります。まずは麓にあるピットとなった宿泊施設の駐車場へ。
近くにあるこの看板もアニメに登場。先には通行止めの看板が立てられています。それではでは登っていきましょう。
高低差があるヘアピンカーブに圧倒される
ダウンヒルの決着ポイントは登ってすぐの第4ヘアピンですが、最も象徴的なのは高低差のあるこの第2ヘアピンカーブ。作中で「高低差があって、すごいコースだ」というセリフがありますが、まさにその言葉通りのポイント。
印象としては「いろは坂」のヘアピンカーブのような感じですが、他のクルマの気配がない所が大きく違います。
印象としては「いろは坂」のヘアピンカーブのような感じですが、他のクルマの気配がない所が大きく違います。
ヘアピンカーブの脇には「小曲り」の標識があり、このポイントの名称を知らせてくれています。よく見ると赤い文字で「鬼」とありますが、これは誰かが貼ったステッカーでしょうか。リサーチしたところ、2005年に公開されたブログの画像この文字はありませんでした。
小曲りの上にある大曲りも似たような雰囲気。遠くに山が見えて、ぐんぐん標高が上がっていく感じがします。実際に走ってみると、作中のセリフからは路面が荒れているというイメージでしたが、意外にきれいな印象です。
しかし落石注意の標識があるように、その痕跡も見られます。急な斜面を切り拓いて作られた道路なので、こういった自然の崩落には注意が必要です。
終点部分の通行止めゲートに到着、その奥には…
終点となる通行止めゲートに到着。この付近はハイキングコースの入り口があるようですが、ゲートの先は歩行者ですら通行禁止のエリア。
この先の塩那道路中間部分は植生回復工事が完了した状態となっているそう。ゲートの隙間から少しのぞいただけであらゆる建造物が風化し、自然の中に消えていく様子が想像できます。自然のみが広がる景色が美しいのは間違いないですが、人工物が入り混じった山中の景色は時の流れを感じさせ、なぜかノスタルジックな気分になります。
廃道前に塩那道路に訪れておいて良かった
廃道化のニュースを聞いた時、もう塩那道路には訪れることができないのかと思いましたが、幸いにも作中に登場するエリアが閉鎖されていなかったため走行することができました。いつでも行けると思っていると、「二度と行けなくなる」という場所があるということを学びました。今後もアンテナを張り巡らせて、魅力的なスポットを巡っていきたいと思います。
取材・文/田中一馬





















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