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【頭文字D聖地巡礼】2台のハチロクが火花を散らす最終戦!ドラマチックな「椿ライン」をドライブ

【頭文字D聖地巡礼】2台のハチロクが火花を散らす最終戦!ドラマチックな「椿ライン」をドライブ

頭文字D最終戦、ハチロク対ハチロクの乾信司戦の舞台、「椿ライン」を走行してみることに。物語の主人公・藤原拓海の生き写しのような天才ドライバー・乾信司との対決の舞台は、作品の最終戦にふさわしいドラマチックなコースでした。

ブラインドコーナーの多い難コース、神奈川県の椿ラインへ

神奈川県道75号湯河原箱根仙石原線、通称「椿ライン」は大観山頂上と奥湯河原をつなぐ急勾配の峠道。総延長約25kmの県道は、見通しが悪いコーナーが多く、一般的に走りやすいとは言えないルートです。ただ、真鶴や湯河原方面から箱根を目指す際の主要なルートであり、交通量もそこそこ多い道です。
S字コーナーやヘアピンカーブなど、多彩なコーナーが散見され、見通しが悪い上にかなりのスピードで走行するバイクやクルマが多いので、慣れない人にとってはやや危険を感じるほど。

最終戦の相手である「乾信司」は、子供の頃からこのルートを観察し走り続けてきたという、拓海の生き写しのようなドライバー。愛車はハチロク(トレノ後期2ドア)で、他界していますが父親もラリーストという共通点もあります。

ここが東堂塾メンバー観戦の路肩

最終戦とあって過去に登場した人物が多数観戦する回であり、こちら(上画像)の路肩には東堂塾の面々が観戦。遠くに見える球体の建物は航空路監視レーダー。椿ラインの高低差を表す、印象的なスポットです。

信司のモチベーションを高める真子が観戦する椿台コーナーも

椿台コーナーでは信司のモチベーションを高めるきっかけとなった人物、佐藤真子が観戦。拓海同様、生活のために高い運転技術を身につけた信司にとって、バトルへの興味は薄かったが、真子に対する若者らしい異性へ感情が芽生え、高いモチベーションを持ってスタート地点へ向かう。信司は先行スタート後、椿台コーナーでハザードを出して拓海に道を譲り、アピールのために真子の前で抜き返すという離れ業をやってのけます。

拓海がグリップの差で再び抜かれるコーナー

コースを熟知した「ノーブレーキ走法」に苦戦し続ける拓海でしたが、抜かれたことにより本来の姿勢を取り戻し、離されることなく抜き返すことに成功。これまでのバトルにあった、「抜かれてから進化する」という拓海ならではの性質が現れる展開に。

しかし、地元の仲間である池谷や樹達が観戦するこのコーナーでは、タイヤのグリップ力の差により、再び信司に抜かれてしまいます。これはノーブレーキ走法がタイヤマネジメントで有利に働いた結果。ゴッドアーム「城島俊也」のワンハンドステア走法に近い状況に思えます。

ブラインドアタック、そしてエンジンブローしながらの壮絶ラストへ

涼介はハチロクの最大1万1000回転まで回るエンジンを、耐久性の維持のため回転数を抑える仕様にしていたが、今回は高回転ゾーンを開放し、コンマ数秒のタイム差を埋める作戦を伝授。ライトを切るブラインドアタックと共に、高回転ゾーンを開放、横並びで最終コーナーへ。
拓海はオーバーレブによるエンジンブローを起こしながらスピン、後ろ向きになりながらも抜き返し、拓海の勝利。ラインの潰し合い経験が無い信司に対し、さまざまなドッグファイトを経験した運転技術の差が明暗を分けました。

アニメのエンディングではインプレッサに乗る拓海とトヨタ86がすれ違うシーンが描かれていて、MFゴーストを示唆するような演出が印象的でした。
勝手に作品を追いかけて続けてきた、頭文字D聖地巡礼もここで一区切り。リアリティを求めているであろう作品の設計が、追体験を求める筆者にとっては非常にありがたかったです。今はジムニーで車中泊も楽しんでいますが、スポーツカーのハンドルを握る日もそう遠くない気がします。
取材・文/田中一馬
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