DINING
2025.11.12
【街中華】勇気を出して入ってみた街中華うらふね「ねぎチャーシュー丼」が激ウマだった
横浜・阪東橋の下町に佇む老舗街中華「うらふね」。黄色い看板と赤い暖簾の奥で出会った名物・ねぎチャーシュー丼は、山盛りのねぎと柔らかなチャーシューが絶妙だと聞き、ついに初訪問。
ずっと気になっていた中華料理「うらふね」の黄色い看板
阪東橋駅は、横浜市営地下鉄ブルーラインの駅として多くの人に利用されています。横浜駅まで徒歩約8分というアクセスの良さがありながら、どこか懐かしい下町の空気が漂う街。
その一角、医大通りを歩くたびに目に入っていたのが、黄色い看板と赤い暖簾が印象的な中華料理「うらふね」。何度か前を通るたびに、気になってはいたものの、なかなか入る勇気が出なかった店です。
外からは店内の様子が見えず、「常連さんしかいないのかな」と思って足を止めたことも。しかし、創業1954年という老舗の響きと、ねぎチャーシュー丼が名物という噂を聞くうちに、「一度この暖簾をくぐってみたい」と思うようになりました。
平日の午前10時55分。開店5分前に到着すると、すでに先客が一人。「やっぱり人気なんだ」と少し緊張しながら列に加わります。
開店と同時に満席
開店の11時、並んでいたお客さんと一緒に私も店内へ。席につくと20席ほどある店内はすぐに満席になりました。水はセルフサービス。席に着くやいなや、元気な女性スタッフが明るく声をかけてくれます。厨房では、男性店主と思われる人が中華鍋を軽快に振る音が響いていました。
外には、手書きでメニューが書かれたホワイトボードが立てかけられていました。「本日のランチ:みそラーメン&ミニチャーハン(750円)」の文字。少し惹かれつつも、初めてなので一番人気の「ねぎチャーシュー丼」(830円)を注文。
そのわずか3分後、11時3分にテーブルに置かれた丼を見て、思わず声が出ました。
そのわずか3分後、11時3分にテーブルに置かれた丼を見て、思わず声が出ました。
山盛りのねぎとチャーシュー! 想像を超える迫力
丼の中には、こぼれ落ちそうなほど山盛りの白ねぎと薄切りチャーシュー。ねぎは、シャキシャキとした食感が心地よく、豆板醤ベースのタレがほどよく絡みます。ほんのりピリッとした辛味がアクセントになっていて、辛いものが苦手な方でも美味しく食べられそう。
香ばしいねぎの香り、箸が止まらないウマさ
チャーシューはしっとり柔らかく、脂の甘みとねぎの香りが絶妙に調和。辛すぎず、ピリッと軽やかに効いた味わいが後を引き、箸が止まりません。
立ちのぼる湯気とともに、香ばしいねぎの香りが鼻を抜け、思わず深呼吸したくなるような心地良さ。ひと口ごとに、丼の中の温度と旨みが少しずつ混ざり合っていく感覚がたまりません。
中華スープと漬物もセットになっており、濃厚な丼にちょうど良い箸休め。スープはあっさりとした醤油ベースで、ねぎの香ばしさを引き立てながら口の中をすっとリセットしてくれます。
途中で少しお酢を垂らしてみると、味がまろやかになり、ねぎの香りがふわっと立ち上がります。最後の一口まで飽きずに楽しめる工夫が感じられました。
店内の客のほとんどが男性で、皆が黙々と丼をかき込んでいます。
店内の客のほとんどが男性で、皆が黙々と丼をかき込んでいます。
全国のねぎ好きにおすすめしたい、ボリュームと香りの満足感。食べ終えるころには、心地よい達成感とともに、お腹も心も満たされていました。
昔ながらの街中華な外観の奥にあった、昭和のやさしさ
黄色い看板に赤い暖簾。少し派手な外観の奥には、思いがけない温かさがありました。元気に声をかけてくれる女性スタッフ、黙々と鍋を振る店主、そして常連客と思われる人々の穏やかな表情。どれもこの街で積み重ねられてきた日常の温もりそのものです。
入りづらいと思っていた印象を覆すように、店の中には人のぬくもりがありました。次は、ランチの「みそラーメン&ミニチャーハン」を味わいに、またこの暖簾をくぐってみたいと思います。
うらふね
所在地/神奈川県横浜市南区白妙町4-53-16
取材・文/SYURI
入りづらいと思っていた印象を覆すように、店の中には人のぬくもりがありました。次は、ランチの「みそラーメン&ミニチャーハン」を味わいに、またこの暖簾をくぐってみたいと思います。
うらふね
所在地/神奈川県横浜市南区白妙町4-53-16
取材・文/SYURI





















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