マスク着用と同じくらい大事!家族を守るには手洗いだけでなく指洗い、爪洗いを!
そもそも手洗いって本当に必要なの?
まずはじめに、手洗いがなぜ必要なのでしょう。それは手全体がウイルスの運び屋だからです。くしゃみやせきをする時、とっさに手で覆いませんか。鼻をかむ時、ティッシュを使っているとは言え、手を使ってかみませんか。私たちの生活を振り返ってみるとウイルスが手に付着する機会がたくさん。その手でドアノブやつり革、共用のタオルなどに触れるとウイルスがそちらにお引越し。そこを違う人が触れ、そのままの手で無意識に粘膜を触ると感染がおこるのです。このことから、ウイルス感染を防ぐ対策として手洗いはとても有効です。
感染予防の基本は衛生的手洗い
手洗いは大きく分けて「日常手洗い」「衛生的手洗い」「手術時手洗い」の3つに分けられ、その場に合わせて適切な手洗いをすることが大切です。昨今の新型コロナウイルス感染予防で手洗いは以前より一層、自分で自分を守る行動になりました。この感染予防に適している手洗いの「衛生的手洗い」を一人ひとりがしっかり習得し、実践することで感染しない、させないを継続していくことができるのではないでしょうか。
衛生的手洗いの方法
1、流水下で手指をぬらす
2、適量の石鹸液を手のひらに取り出す
3、手のひら同士をこすり合わせてよく泡立てる
4、手の甲をもう片方の手のひらでこすり洗いする
5、指を組み指の間をこすり洗いする
6、片方の手でもう片方の親指を握り、ねじるように洗う
7、指先と爪先はもう片方の手のひらを掻くように小刻みに動かして洗う
8、手首をもう片方の手で握り、ねじるように洗う
9、流水下でよくすすぐ
10、よく水気を拭き取る(ペーパータオルなど共用しない使い捨てタイプを推奨)
11、消毒用アルコールでもう一度手指、手首、爪先をしっかりこすり合わせる
指洗い、爪洗いも短縮せずしっかりと!
指には細かいシワがあり、爪の中は手をこするだけでは汚れを落とすことが難しいです。このことから、帰宅した際など手洗いの時間が比較的長く取れる場合には正しい洗浄をすることが大切です。
また、細部まで洗浄できるグッズとしては、爪ブラシを使うという方法もありますよ。爪ブラシは衛生面に配慮したものを使いましょう。
手洗いは感染予防の第一歩!家族でもう一度見直すきっかけを。
私たちは日常的に手を使います。それは当たりまえの動作ですが、一方で手はウイルスの運び屋にもなります。そのことを踏まえ、今一度手洗いの方法を見直し、感染予防につとめましょう!