DINING
2025.08.19
【真夏こそ】炎天下でも食べたい「横浜ラーメン はま家」
真夏の横浜、外は気温38度。炎天下のなか「横浜ラーメン はま家」を目指して徒歩約15分。汗だくでたどり着いた先には、濃厚な豚骨醤油ラーメンが待っていました。
炎天下を歩いてでも食べたくなる横浜家系ラーメン はま家

横浜市営地下鉄ブルーライン「上永谷駅」を出ると、じわっと肌にまとわりつくような空気が全身を包みます。この日の気温は38度。日差しは鋭く、アスファルトの照り返しで体感温度はさらに高く感じられました。

駅前を抜けて住宅街に入ると、道にはほとんど日陰がありません。じんわりと汗がにじみ、次第に背中や膝裏にまとわりつくような感覚が強まっていきます。

12〜13分ほど歩いた頃、視界の先にようやく信号が見えてきました。

その信号を右に曲がると、「はま家」の赤い看板がようやく目に飛び込んできました。

券売機で迷わず「豚骨しょうゆ(並)」950円のチケットを購入し、カウンター席へ。体から湯気が立ちそうな暑さの中でも、期待に胸が高鳴ります。
6分後に登場した、スープ主役の豚骨醤油ラーメン

着席してから約6分後、ついに豚骨醤油ラーメンが到着。スープをひと口すすった瞬間、豚骨と鶏ガラの旨みが骨の髄からにじみ出るような濃厚さを感じます。コラーゲン由来の濃厚なとろみ、しかしまろやかさを感じる口当たりが印象的です。

油っぽさはなく、むしろ後味がすっきりとしていて、重たさを感じさせません。香り立つ鶏油が全体に深みを与え、レンゲが自然と何度も進みます。

中太ストレート麺はもっちりとした弾力があり、スープとの絡みも絶妙。すすった瞬間にふわりとスープの香りが広がります。

チャーシューは箸でスッと切れるほど柔らかく、口に運ぶと肉の旨みがじんわり広がります。

ほうれん草はしっかりと湯通しされています。スープの熱をほどよく吸っていて、箸休めとしてもバランスのよい存在感がありました。
卓上のにんにくで加速する中毒性

卓上に置かれたペースト状のにんにくを少量スープに溶かしてみました。すると、まろやかだったスープに程良い刺激とパンチが加わり、まったく違った表情に変化。

後半はジャンクさとコクが一体となり、箸が止まらなくなってしまいました。暑さを忘れるどころか、「夏こそこの一杯」と感じる力強さです。
汗だくでもまた行きたくなる一杯

食後、店を出ると再び容赦ない暑さ。ズボンには汗がへばりつき、全身が重く感じます。

途中、自販機で買った冷たいコーラを一気に飲み干してひと息。それでも「またこの味を食べたい」と自然に思えてしまうほど、はま家のラーメンは記憶に残る一杯。帰り道、次は味玉を追加しようか、それとも大盛に挑戦しようか。そんなことを考えながら、汗を拭いつつ上永谷駅へと戻りました。
横浜ラーメン はま家
所在地/横浜市港南区丸山台4-9-19
取材・文/SYURI
横浜ラーメン はま家
所在地/横浜市港南区丸山台4-9-19
取材・文/SYURI