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【ラーメン】日吉に発見! 「ラーメンどん」の濃厚豚骨醤油で満腹チャレンジ

【ラーメン】日吉に発見! 「ラーメンどん」の濃厚豚骨醤油で満腹チャレンジ

東急東横線日吉駅すぐの「ラーメンどん」は、濃厚でパンチのある豚骨醤油スープに、山のように盛られた茹で野菜と大量の麺が特徴の二郎系ラーメン店。野菜マシにすれば丼からそびえるタワーが完成し、その迫力は写真映えも抜群。

駅からすぐの隠れ家二郎系、ラーメンどん

日吉駅を降りて、活気あるサンロード商店街を歩けばわずか1分。ラーメンどんは改札を出てから迷うことなくたどり着ける立地で、昼休みや仕事帰りに「今日はガッツリ食べたい」という気分の時にありがたい存在の店です。
黄色い看板が目を惹き、歩いているだけで自然と吸い寄せられるような雰囲気。店内はカウンター7席とテーブル2卓6席というコンパクトな作り。ラーメンに集中できる空間ながら、ぎゅうぎゅう詰めではないので意外と居心地が良い。平日の16時に訪れた時には先客が2人だけで、厨房から聞こえる麺を茹でる音とスープの香りが静かに広がり、妙に落ち着く時間が流れていました。
学生街のにぎやかさに囲まれながらも、この空間に腰を下ろすと一気に別世界。ひとりで黙々と食べるのも心地よいし、同僚や友人と席を並べて食べるにも程よい距離感。まさに「喧騒の中の小さな隠れ家」という表現がぴったりで、入店した瞬間から期待感が高まります。
ラーメンどんは食券制。今回は王道の「ラーメン」(900円)を選びました。メニューの基本を押さえつつも、無料で選べるトッピングがあるのが嬉しい二郎系。野菜多めとにんにくを追加して、麺の硬さ・油の量・味の濃さはすべて普通を選択。初めての訪問でも自分の好みに合わせやすく、安心感があります。

キャベツの甘みが主役の野菜タワー

丼が運ばれてきた瞬間にまず驚くのは、やはりこのインパクト。
丼の上にそびえる野菜は圧巻。キャベツが多めに使われている点が特徴で、シャキシャキとした食感に加えて自然な甘みが広がります。もやしだけでは単調になりがちなところを、キャベツが味に深みを加えてくれるのです。
山のように盛られた野菜の横には、ゴルフボール大はあろうかという量の刻みにんにくが添えられていて、見た目から食欲を刺激してきます。レンゲを入れる前から、スープとにんにくの香りが立ち上り「これはガツンとくるぞ」と心が高鳴る瞬間です。
野菜はスープにしっかり浸して口に運べば、濃厚な豚骨醤油のコクに甘さが重なり、食べ応えがありながらもどこか軽やか。見た目の豪快さに反して、意外と最後まで箸が進む理由はここにあります。タワーのような盛り付けは迫力満点ですが、ただのボリューム勝負ではない工夫が光ります。

中太麺200gに濃厚豚骨醤油スープ

麺は並で200g。中太でやや縮れた麺は、スープの濃厚さをしっかりとまとい、噛むほどに小麦の旨みが広がります。太めでありながらも固すぎず、スープとの相性を意識した絶妙な茹で加減が印象的です。
さらに丼の中で存在感を放つのが、厚みのあるチャーシュー。スープと絡めて頬張れば、肉の旨みと背脂のコクが一気に広がります。野菜や麺と合わせても重たさを感じず、バランスよく最後まで食べ進められる仕上がりです。
スープは背脂が溶け込んだ豚骨醤油。濃厚でありながら塩気が尖ることはなく、まろやかな旨みにまとまっています。箸を進めるごとに麺がスープをしっかり吸い込み、噛むたびに旨みが広がります。
ただ、このあたりでそろそろ満腹感が押し寄せてきて、丼の迫力を改めて実感しました。
それでも最後まで飽きさせない。途中で卓上の「味を濃くするタレ」をひとさじ加えると、まろやかなスープが一転してキレのある味わいに。
重たくなりかけた胃袋も、もうひと口と自然に箸を動かしてしまうほどでした。
食べ始めはキャベツともやしの甘みとスープのコクがバランスよく調和し、思った以上に軽やかな印象。食べ進めるうちににんにくが溶け出し、味わいに厚みと鋭さが加わっていきます。

後半にかけてパンチの効いた二郎系へと変化していく過程は、ひと口ごとに新しい発見がある一杯でした。最後まで単調にならず、次のひと口が待ち遠しくなるのが、このラーメンの醍醐味でした。

初訪問でも安心して過ごせる二郎系

二郎系ラーメンというと、独特の緊張感を想像する人もいるかもしれません。しかしラーメンどんのスタッフは丁寧な接客で迎えてくれて、初めて訪れる人でも安心して注文できます。無骨さの中に気遣いがあり、ラーメンだけでなく店の雰囲気そのものが満足感を高めてくれます。
ラーメンどんは、ガッツリとした迫力と、意外な食べやすさを兼ね備えた二郎系ラーメンを提供する一軒です。キャベツの甘み、まろやかなスープ、そして変化を楽しめる無料トッピング。駅からの近さと落ち着いた店内も含め、気軽に挑戦できるのに食べ終えた達成感はしっかりと残る。そんな一杯に出会える店でした。

ラーメンどん
所在地/神奈川県横浜市港北区日吉2-1-8

取材・文/SYURI
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