[ライフ]内田朝陽の息子・自分そして家族 連載第1回息子と自分と家族メシ」
今月の息子と自分
「新しく始まる生活の中で、どんな驚きがあるのか楽しみです」
田舎暮らしをきっかけに親子はどう成長するのか
今号のMADURO(2019年4月号)では表紙に登場していただき、インタビューでは俳優として、男として、父親としての考えを存分に述べてもらった内田朝陽さん。その中でも、特に昨年スタートした、山田孝之さん、綾野 剛さんとの音楽活動ユニット「ザ・シックス」への熱量は非常に高いものでした。
「ライブをすることが現状の目的です。スタイルはスタンディングと決めています。自分たちがライブに一番行きたかった10代の頃の感覚を基準にしたいんです。だから、チケット代も若い子たちが買えるような価格にしようって言っています」
そんな内田さんは、拠点を東京ではなく地方に置くことを決めた。その自宅には、キッチンに加えレコーディングスタジオも特注。そして田舎暮らしの利点をこう語ります。
「子供が生まれてから、生活環境について考えました。仕事柄、常に東京にいる必要もないですし、暮らしやすさで言えばやっぱり田舎の方がいいんですよ。それに田舎って食材の宝庫なんです。近くには畑もあるし、農家の人と仲良くなって、地元の食材についても勉強したいです」
そんな新たにスタートする田舎ライフや、俳優・音楽活動、そして息子との体験などをテーマに、来月号からは連載をスタートいたします。日々の生活の中で感じた、また起きたことを綴る中で、内田朝陽さんのリアルなライフスタイルに迫ります。
今月の家族飯
「家族の会話が弾むような、楽しくなる朝陽メシのレシピを紹介していきます」
美味しいだけじゃなく楽しい料理を作ってます
子育てについての連載と同時にスタートするのが、その名も「家族メシ」。都内屈指のレストランで腕をふるう料理人の父親を持つ内田さんは、自身もまた料理への造詣が深いのです。
「料理が好きで、家での料理は僕が担当です。といっても、高尚な料理をこしらえているのではなく、家族が喜んでくれるものを作っているだけです」
と言いつつも、実験的にレシピを研究し公表している内田さんのインスタグラムは、多くの料理好きファンを魅了しています。その内容は、まさにプロ顔負け。そうして日々料理するのは、4歳の息子を持つ内田さんにとって、食育という意味も持ち合わせます。
「昔父親から聞いたのですが、子供の僕にはじめての食材を食べさせるときには、美味しいと思わせる料理法を意識していたそうです。最初のひと口で悪い印象を持つと、子供は後に引きずるからです。僕はさらに、なるべく子供と一緒に作るようにしています。作ることに参加をすると、食べることへの興味が強くなるからです」
料理好きが高じて、調理師免許を取得したのは1年くらい前のこと。
「妻に言われたんです。『そんなに料理が上手なのに、調理師免許持ってないの? なんだかがっかり』って(笑)。正直ムカつきましたけど、それもそうだなと思って取りました」
上の写真を見ての通り、レシピは実に豊富。次回からは、作り方をご紹介してゆくので、こうご期待!
内田朝陽
Profile
1982年、東京都生まれ。2000年に開催された21世紀ムービースターオーディションで、グランプリを受賞。同年の映画『死者の学園祭』にて俳優デビューを果たす。その後、数々の映画やテレビドラマ、舞台に出演し、2014年には番組ロケで知り合った奥様と結婚。昨年には、山田孝之さん、綾野剛さんとともに、音楽ユニット「ザ・シックス」を結成した。
内田朝陽 Insta @asahi_uchida
朝陽メシ Insta @asahimeshi